SSブログ

Mr. Big Live [HR / HM]

邦題「サンフランシスコ・ライヴ」。2ndアルバムからのシングル「To Be With You」が大ヒットし、ようやく本国でも人気に火が付いた頃の本国ライブ・ツアーのビデオ。Voのエリック・マーティンの故郷サンフランシスコ「Warfield Theater」での1992年3月28日の公演を収録。発売も1992年。

RIMG0692.JPG
VHS Hi-Fi STEREO 95min
AMVY-8056
発売:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
¥4300(税込み)
日本語字幕無し

1) Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
2) Alive and Kickin'
3) Voodoo Kiss
4) Rock & Roll Over
5) Green-Tinted Sixties Mind
6) Just Take My Heart
7) A Little Too Lose
8) Road to Ruin
9) Paul Gilbert Solo
10) Take a Walk
11) Pat Torpey Solo
12) CDFF - Lucky This Time
13) Billy Sheehan Solo
14) Addicted to That Rush
【アンコール】
15) To Be With You
16) 30 Days in the Hole (Humble Pieの曲)
17) Shy Boy (Talasの曲)
18) Baba O'Riley (The Whoの曲)
エンド・クレジット (BGM : To Be With You)

Freeの曲「Mr. Big」にあやかった名前のこのバンドは、元Talas、David Lee Roth Bandのビリー・シーン(b)と元Racer Xのポール・ギルバート(g)という”バカテク”弦楽器部隊とエリック・マーティン(vo)、元Impellitteriのパット・トーピー(ds)からなる、”スーパー・バンド”と呼んで差し支えない実力派メンバーからなるアメリカン・ハードロック・バンド。

テクニカルなハード・ロックからアコースティック・ナンバーまで楽曲の幅が広い。60~70年代のブリティッシュ系のブルース・ロックやハード・ロック志向のバンド・サウンドはテクニカル要素がアクセントとして散りばめられながらも、曲調はブルージーだったりポップだったりと親しみやすい。メンバー全員が歌えるのでコーラスも多用されたアレンジで、ハードさとポップさが良いバランスである。

このビデオでは念願の母国でのヒット後の凱旋ツアーなのでパフォーマンスも生き生きとしている。「Take a Walk」 の前にZEPの「Dazed and Confused」を、「Baba O'Riley」の前にVan Halenの「Ain't Talkin' 'Bout Love」を少しだけ演奏したり、遊び心と往年のハードロックに対するリスペクトが感じられる。実力派メンバーによる高度でかつバランスの取れた「Shy Boy」が聞けるのも、このバンドの魅力だね。

日本で最初にブレイクしたバンドなせいか、メンバーが使用している機材が思いっ切り日本製だ。
ビリーのベース:ヤマハの「Attitude」のビリー・シーン・モデル
ポールのギター:アイバニーズ(イバニーズとも言われる。星野楽器)のポール・ギルバート・モデル(RGシリーズがベース。Fホールが描かれている)
パットのドラム:TAMA(星野楽器)
ビリーとポールのドリル・ピッキング用ドリル:言わずと知れたマキタ

ビリーのベースは本ビデオでのヤマハAttitudeもTalas〜Dave Lee Roth Band時代の改造プレベもEBタイプのフロント・ピックアップが付いている。これはピッキングのアタックが強くフレットに弦がぶち当たりブライト過ぎる音色のビリーの弾き方に合っているセッティング。フロント・ピックアップが低音部を補うのである。タッピングが得意で、その特徴を活かすためか指板の高音部がスキャロップ加工(リッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンのギターの指板の加工で有名)されている。しかし、やっぱビリーの3フィンガー奏法は凄いわ。

このビデオはDVDになっている。日本版の型番は「WPBR-90694」。日本語字幕付きらしい。

このビデオから「Voodoo Kiss」「Rock & Roll Over」「Take a Walk」を除いた音源の1枚組CD「Mr.Big Live」が輸入盤で購入できる。日本では「Raw Like Sushi」シリーズがメジャーでけっこう知られてないかも。

Talas〜Dave Lee Roth Band時代はビリーのファミリー・ネームは「シーハン」と紹介されていた。

Mr. Bigは「To Be With You」のヒットによりレーベルからアンプラグドもしくはバラードを要求されるようになってしまう。レーベルからの要求がメンバー間の確執へと発展し、メンバー脱退、ひいては解散になってしまうが、今年(2009年)このビデオと同じオリジナル・ラインナップで再結成し活動している。


サンフランシスコ・ライヴ(初回生産限定特別価格) [DVD]

サンフランシスコ・ライヴ(初回生産限定特別価格) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • メディア: DVD




Live 1992

Live 1992

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird
  • 発売日: 2009/03/17
  • メディア: CD


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Live at Budokan / S...Live and Kickin' / M.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。