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外部ストレージ話【その4】IOデータ HDC2-U2.0 [PC周辺機器]

VHS、Hi-8などのアナログ動画をCapty TV Universalを使ってデジタル化を始めたら、さすが動画データはデータ・サイズが大きくintel iMacの容量500GBのHDDの残量はみるみる減少していった、という話の続き。

外付けHDに関する前記事(http://medama.blog.so-net.ne.jp/2010-02-12)で紹介した外付けHDD「STARDOM SOHORAID SR3610-2S-WBC」の容量(ミラーリングで500GB)でも早々にパンクするのは目に見えていたので、更に大容量のRAIDができる外付けHDDを検討した。で、どうせなら静音タイプがいいな、と考えたら選択肢はほぼIOデータの「HDC2シリーズ」に限定されてしまった。で、当時最大容量でintel iMacのHDの倍容量になる「2TBだがミラーリング・モードでは1TB」の2TBモデルを注文した。

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↑これがパッケージ。2008年11月に購入。

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↑アルミ筐体にHDが2台縦置き収納されている。USB 2.0接続。ACアダプター(DC 12V、3A)駆動。フットプリント(設置面積)がたいへん小さい。背面の電源スイッチのモードは「ON」「OFF」「USB接続先のPC連動」の3つ。

前面に動作モードを示すインジケータがあり、青は「RAID 0(ストライピング)」、紫は「RAID 1(ミラーリング)」、緑は「マルチディスク(2つのHDを別々のヴォリュームとして使用)」を表す。ディスク・アクセス時にはインジケータの点灯が明滅する。出荷時設定は「RAID 0」。ワシはデータの安全な保存目的だから「RAID 1」に変更した(見た目容量は当然半分になる)。

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↑HDC2シリーズの「中空エアフロー構造」の説明図。HDから発生した熱で筐体内に上昇気流を生み上方へ廃熱しつつ筐体下側から新しい空気を引きずり込むという「チムニーダクト方式」だ。

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「チムニーダクト方式」は名機「PowerMacintosh G4 Cube」で使われたファンレスの冷却方式である。昔からオーディオ・アンプなどでも使われてきた冷却方式で、G4 Cubeやアンプでは筐体下部から新しい空気を吸入する完全な「煙突」構造であった(オーディオ・アンプはシャーシをパンチング加工しシャーシが部分的にメッシュになっていて外気が入るようになっていた)。冷却ファンいらずでファン・ノイズを避けられるが、空気の吸入と排出のルートを確保しなければいけない。HDC2もダクト上方を塞ぐような設置をしたり筐体下部横の吸気口を塞ぐような設置は禁物だ。

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↑PowerMac G4 Cube。デザイン的には最強クラスのPCではないだろうか。しかも超静音。フットプリントがMac miniと同じくらいなので、現状、Mac miniの方がスペースファクター的には優れているとは思う(Mac miniをVESAマウント部に固定し液晶モニターと一体化してしまう治具も発売されている)。

最近の比較的低消費電力のCPUやチップセット(←Atomじゃなくてね)と、やはり低消費電力で発熱の少ないのが特徴のSSDの組み合わせでG4 Cubeみたいな静音PCを作ればいいのにね。まぁiMacもMac miniも充分静かだから新たに開発するメリットはあまり無いかもしれないが。

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で、このHDC2を導入しRAID 1構成にし、嬉々としてバックアップを取り始めた。半日近く時間を要したがバックアップが取れて一安心。と思ったらHDの作動音がちょっと耳障り。筐体を触ると振動が吸収され静かになった。しかし、またHDアクセスが発生すると作動音がし鳴り止まない。筐体のどこか(アルミ筐体かな?)とたまたま共振しちゃう周波数の振動がHDで起こってるっぽい。鳴るということはそもそもHD自体の具合がいまいちのようだ。死にかけのHDもアクセス音がうるさくなるが、もしかしたら初期不良のある「ハズレ」HDが搭載された商品が届いてしまったのかもしれない。

購入店に連絡するとすぐに交換品を送ってくれるとのこと。HDC2を初期化し交換品到着後に返品した。交換品はたいへん静かだ。よかったよかった。

この外付けRAIDタイプの実質1TBのHDにデジカメデータ、iTunesのバックアップ、動画データ、EDIROLの「UA-4FX」で録り込んだAIFFデータなんかをガメ始め、iMac本体のHDには余裕が生まれ更に動画取り込みができるようになった。iTunesの楽曲データはAAC 256kbpsでエンコードし直しなんかもした。そのせいで1TBの大容量ですら先が見えてきた。をいをい・・・

で、【その5】に続く・・・・・

2TBモデル

1TBモデル

3TBモデル


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