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TBとSHの足 [楽器]

当ブログ10万HIT御礼。どうやら昨日10万HIT達成したみたいだけど今日気付いたわ。

さて、ここんとこDuncanストラトのピックアップ交換をしていて気が付いたのが「Seymour Duncanのハムバッカー・シリーズSHとTBではネジ止め用の足の高さが違う」ってことだ。

Seymour DuncanのハムバッカーはGibsonのPAF等と同サイズでリプレイスメント用の「SH」(←Seymour Duncan Humbuckerの略?)と、Fenderの弦間隔にフィットさせた少し幅広の「TB」(←Trembuckerの略)がある。「Trembucker」という名称は「トレモロ付きギター用ハムバッカー」って意味だろう。ここで言うトレモロとはシンクロトレム、FRTといったFenderストラトキャスター用トレモロであり、翻ってトレモロ付きギターの代名詞「ストラトキャスター」と同じ弦間隔のギター用ハムバッカーだと思われる。

TB-SH-1.jpg
↑左が「TB」で右が「SH」

TB-SH-2.jpg
↑足のアップ。けっこう長さが違うでしょ。

この足の長さのせいで取り付けの際にTBは少々手間取る。かなりバネを圧縮しないと固定ネジが足のネジ穴に届かないせいだ。付属しているネジとバネはSHとTBは同じ。TBにはもちっと短いバネとネジを付属させた方がいいんじゃないかな。試しにシングルコイル用を使おうと思ったがネジ径が違って使えなかった。

Gibson系のエレキギター、特にレスポールはボディ厚がある上に、標準ではトレモロを持たず従ってストラトのようなボディ背面のスプリング用キャビティーを持たない。よって、ピックアップ・キャビティーを深く彫れる。そのためかGibson PAFおよびそれと形状を同じとするSeymour Duncanのハムバッカー・SHシリーズは足が長い。とは言ってもGibson PAFはたぶんレスポールのために形状を決めたわけではあるまい。フルアコ、セミアコ搭載も考えて開発したピックアップであって、それをソリッド・ギターのレスポールにも使ったと考える方がたぶん正しい。よって、フルアコ、セミアコ系ギターのマウント方法も考慮してあの足の長さになっているのかもしれない。要するによう分からん。

レスポール用のトレモロとしてはビグスビーとかケーラーとかスプリング用キャビティーがいらないタイプが思い浮かぶが、FRTを搭載したモデルもある。Alex Lifesonがよく使ってるよね。FRT付きレスポールなら背面にスプリング用キャビティーを持っているだろうから、PAFはスプリング用キャビティーを持たないギター用の足の長さって考えがそもそも間違っているような気がする。

Gibson系のギターでもFlying VとかSGとかExplorerとかはボディが薄いし、なんと言っても背面にスプリング用キャビティーを持つストラトキャスターにPAFやSHは搭載できるのだ。なんか根拠がそもそも合ってないね。じゃあ逆に、なんでTBの足は短いんだろう?3シングルのストラトのピックアップ・キャビティーをザグり直す場合に加工を楽にする(ハムバッカーの足の部分を余分に深く削る必要がない)ためかな?(レスポールはピックアップ・キャビティー内の足が来る部分が更に彫り下げられている。)

ストラトやレスポールはピックガードやエスカッションにピックアップをネジでぶら下げてバネのテンションで保持するが、例えばIbanezのRGなどのストラト系ギターだとボディにダイレクト・マウントしてあることも多い。ダイレクト・マウントだとどっちがいいんだろう。EddieがVan Halen初期に使用していたコンポ・ストラト「フランケン」はGibson PAFをリアにダイレクト・マウントしてたよな〜。てことはTBをダイレクトマウントするとかなりピックアップが引っ込んじゃうんじゃないかな。だからエスカッションが付属してて「TBはぶら下げマウント状態で使って下さい」ってことなのかもしれない。TBの足が短い理由がますます分からない。

たかがハムバッカーの足の長さでいろいろと考えてしまうワシって奇特な人だな〜と、また別のことも考えてしまった(笑)。
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