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Frame by Frame : The Essential King Crimson [プログレ]

BOXセット紹介シリーズ。今日はKing CrimsonのLPジャケサイズの4枚組CDをご紹介。

紅伝説S.jpg
↑我が家の「紅伝説」は帯付き、ビニール包装付きのまま保管されてる。なもんで写真映りがちょっと見苦しい。

【紅伝説 1969-1984(ジ・エッセンシャル・キング・クリムゾン)】
原題「Frame by Frame : The Essential King Crimson」
essentialkc.jpg
↑帯をはずすとこんな感じ

VJCP-36023(4枚組)
45曲収録。
発売元:ヴァージン・ジャパン株式会社
販売元:(株)ポニーキャニオン
¥10,000(税込み)
1991年発売

特典
・英国オリジナル輸入ブックレット(64P)
・豪華ブックレット(ライナー/曲目解説/キング・クリムゾン・ヒストリー完全対訳/歌詞/対訳/人脈図)

Zep、YesなどのBOXセットと同様、90年頃流行したLPジャケサイズの豪華CD-BOXをKing Crimson(というかRobert Fripp翁)もリリースした。もちろんFripp翁によるデジタル・リマスタリング。初出音源多数(主にライヴだけど)。

当時は80年代クリムゾン(Lineup #4、新生クリムゾン、ディシプリン・クリムゾン)が活動を休止して数年経っており、2枚の正規ライヴ盤「Earthbound」「USA」以外の旧作はCD化されていたが、バンド自体は活動しておらずCrimsonファンの飢えに見事にハマったのがこの4枚組CD-BOXの企画だった。4枚組ベストの体をなしているけれど、Crimson初心者向けではなく、どちらかと言うとレギュラーアルバムを聞き込んだマニア向けの盤であることはZep、Yesの4枚組と同様だろう。

音はデジタル・リマスタリングされてはいるが、収録時間の関係で短縮(Abridged)バージョンになった曲の尻切れトンボ感に違和感を感じなくもない。(でもまぁ聞いているファンはそもそもレギュラーアルバムを持っており、全長版を聞きたければそちらを聞けば良いんだがw)で、ファン垂涎のDisc4(未発表多数のライヴ音源集)という凄いオマケが付いている。レギュラーアルバムを所有しているファンにとってはこの4枚目こそが、このBOXのメインだ。「Asbury Park」が収録されたので、未だCD化されていない名盤「USA」の近い将来のCD化の実現性が増したのもファンには堪らなかった。

熱心なファンは西新宿で海賊版を買い漁って飢えをしのいで来たが、この海賊版市場というのはFripp翁(そしてZappaやPage先生w)の長年の目の上のタンコブだった。「紅伝説」のdisc4は録音魔Fripp翁からブート屋への宣戦布告でもあった。すなわち海賊版で流通している音源達の高音質版を自分は所有しており、その気になればいつでもリリースできるんだぞ、というメッセージだ。高価なブートを買い漁っていたファン達は目を輝かせた。「高音質でオフィシャルのライヴ盤CDが出まくるのでは!?」

このCD-BOXにファンは狂喜し、その反応に商機を見出したFripp翁は「ダブルトリオ・クリムゾン(Lineup #5)の活動開始」「未発表ライヴ音源を続々リリース」「旧作のデジタルリマスター再発」「"Earthbound"、"USA"が遂にCD化」「King Crimson Collectors' Club ( D.G.M. Collectors' Club )開始」「○○周年記念盤」と商売が拡大してゆく。その端緒になったのが、この4枚組CD-BOXだったと言えるだろう。

このリマスター戦略は多くのアーティスト達がやっている事だが、King Crimson(というかFripp翁)は特に凄いと思うな。やっかいなバンドのファンになっちまったと、後に自嘲することになろうとはw

【収録曲】
[ disc 1 : 1969-71 ]
01) 21st Century Schizoid Man
02) I Talk to the Wind
03) Epitaph
04) Moonchild
05) In The Court of the Crimson King
06) Peace - A Theme
07) Cat Food
08) Groon
09) Cadence and Cascade ( Re-Mix )
10) The Sailor's Tale ( Abridged )
11) Ladies of the Road
12) Bolero ( Re-Mix )

・前期〜中期クリムゾン(Lineup #1&2)期のベスト。
・1st「宮殿」が丸々収録されている。
・07「Cat Food」はシングル・バージョン。
・08「Groon」はシングル「Cat Food」のB面。
・09「Cadence 〜」はボーカルがBelewに、12「Bolero」のベースがLevinの演奏に差し替えられている。この時期のメンバーに対するFrippの怨念が感じられる処置だ。

[ disc 2 : 1972-74 ]
01) Larks' Tongues in Aspic : Part One ( Abridged )
02) Book of Saturday
03) Easy Money
04) Larks' Tongues in Aspic : Part Two
05) The Night Watch
06) The Great Deceiver
07) Fracture ( Abridged )
08) Starless ( Abridged )
09) Red
10) Fallen Angel
11) One More Red Nightmare

・後期クリムゾン(Lineup #3)期のベスト。
・Abridged(短縮版)が多過ぎて聞いててむしろ不完全燃焼な気分になれるw

[ disc 3 : 1981-84 ]
01) Elephant Talk
02) Frame by Frame
03) Matte Kudasai
04) Thela Hun Ginjeet
05) Heartbeat
06) Waiting Man
07) Neurotica
08) Requiem
09) Three of a Perfect Pair
10) Sleepless
11) Discipline
12) The Sheltering Sky
13) The King Crimson Barber Shop

・新生クリムゾン、もしくはディシプリン・クリムゾン(Lineup #4)期のベスト。
・13「Barber Shop」はLevinの一人多重録音による”おふざけ”ナンバー。レギュラーアルバム未収録。

[ disc 4 : Live 1969-84 ]
01) Get Thy Bearings
02) Travel Weary Capricorn
03) Mars
04) The Talking Drum
05) 21st Century Schizoid Man
06) Asbury Park
07) Larks' Tongues in Aspic: Part Three (Excerpt)
08) Sartori in Tangier
09) Indiscipline

・このCD-BOXの目玉かもしれないライヴ音源集。
・01、02:Plumpton Festival, England; August 9th. 1969、後に「Epitaph」に収録。
・03:Fillmore West, San Francisco; December 10th, 1969、後に「Epitaph」に収録。
・04、05:the Amsterdam Concertgebouw on November 23rd. 1973、後に「The Night Watch」に収録。
・06:The Casino, Asbury Park on June 28th. 1974、このCD-BOXが発売された当時、ライヴ盤「USA」のCDは発売されておらず、初の公式CD音源化であった。後に「USA」はCD化される。
・07:Le Spectrum, Montreal on July 11th. 1984 and the Tokyo Kani Hoken Hall, April 28th. 1984、ということで2箇所のライヴ音源のミックス。なんでこういう編集をするんだか。
・08:Le Spectrum, Montreal on July 11th. 1984
・07&08のLe Spectrumでの音源は後に「Absent Lovers : Live in Montreal」に収録。
・09:The Arena, Frejus on August 27th, 1982、後に「Live at Cap D'Agde」(King Crimson Collectors' Clubの中の1枚)に収録。

【Heartbeat : The Abbreviated King Crimson】
Abbreviated_KC.jpg

輸入版でこんな1枚物があった。「紅伝説」のラジオ局向けプロモーション用CDだそうな。「紅伝説」制作時に短縮版(Abridged)編集をしたが収録しなかったバージョンなのか数曲の編集版達と「The King Crimson Barber Shop」などを加えた1枚。最後に数曲を切り貼りした「Medley」も収録。「紅伝説」から1枚に編集したベスト盤というわけではない。完全にコレクターアイテムだな。1991年発売。

01) The King Crimson Barber Shop
02) 21st Century Schizoid Man ( abbreviated )
03) The Court of the Crimson King ( abbreviated )
04) Elephant Talk ( edited )
05) Matte Kudasi
06) Heartbeat ( edited )
07) Medley

【スリープレス ~ コンサイス・キング・クリムゾン】
原題「Sleepless - The Concise King Crimson」
Concise_KC.jpg

こちらが正式に「紅伝説」から更に選曲した1枚物のベスト盤。1993年発売。

01) 21st Century Schizoid Man
02) Epitaph
03) In The Court Of The Crimson King ( Abridged )
04) Cat Food
05) Ladies Of The Road
06) Starless ( Abridged )
07) Red
08) Fallen Angel
09) Elephant Talk
10) Frame By Frame
11) Matte Kudasai
12) Heartbeat
13) Three Of A Perfect Pair
14) Sleepless

・03「In The Court Of 〜 ( Abridged )」は本作のみに収録。

【真・紅伝説】
4枚組CD-BOX「紅伝説」を更にボリュームアップして4枚組x2セット=計8枚の「真・紅伝説(The 21st Century Guide To King Crimson)」が2004年と2005年に発売された。

「真・紅伝説 ~21世紀のキング・クリムゾン・ガイド Vol.1 1969-1974(原題:The 21st Century Guide To King Crimson Vol.1 1969-1974)」
Lineup #1~3時代のベスト盤2枚とライヴのベスト盤2枚の計4枚組。2004年発売。

「真・紅伝説 ~21世紀のキング・クリムゾン・ガイド Vol.2 1981-2003(原題:The 21st Century Guide To King Crimson Vol.2 1981-2003)」
Lineup #4~6時代のベスト盤2枚とライヴのベスト盤2枚の計4枚組。2005年発売。

【濃縮キング・クリムゾン】
原題:The Condensed 21st Century Guide To King Crimson 1969-2003
「真・紅伝説」のスタジオ・ベストから更に厳選して2枚組にしたベスト盤だが、やはり短縮版がたくさん。2006年発売。

「真・紅伝説」と「濃縮」については後日、記事にしようかな。情報が膨大すぎる。
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