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Greco レスポール・モデルの指板【その1】 [楽器]

指板の話をするはめになろうとは。事の始まりは弦交換だ。アーニーボールの弦を愛用してきたが、ギターの弦は使っているうちに音の張りが無くなり、しまいには錆びて使えなくなってしまうもんだ。エディ・ヴァン・ヘイレンは張り立ての弦のギラギラした音が嫌いで、ある程度死にかけた張りっ放しの弦を愛用してるそうだ。

まぁエディの件はさておき、Grecoレスポの弦を交換しようと思った。今回は錆びにくい死ににくい「エリクサー」の弦を張って楽しようと思ったのだ。
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で、エリクサーの弦を購入した。さて使っていた弦を外すか。

弦を外したついでに長年の使用で指板にこびりついた汚れを拭き取ろうと濡れティッシュでコシコシ。これが失敗の始まり。濡れティッシュが焦げ茶色になる。おお、汚れが取れる取れる。コシコシ、コシコシ・・・。

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そして指板が乾いてビックリ。「色が落ちとる・・・・」

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分かりやすいように指板のアップを↓

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ウチのGrecoレスポ君はカスタムのコピーモデルだが、ボディコンストラクションはGibsonの68年以降の再生産カスタムに準拠しているようだ。すなわち「ボディ:メイプルトップ+マホガニーバック、ネック:マホガニー」なわけ。指板は価格帯によって材質が異なり上位機種は本家と同じくエボニーだが、定価5万円の普及価格帯のウチのレスポはローズウッドだ。見た目カスタムだが構造はスタンダードなんである。ちなみにジョン・サイクスのカスタムはメイプルネック。カスタムのボディコンストラクションは数種類あるのだ。

で、話はGrecoレスカスに戻るが、ローズウッド採用モデルでも本家のカスタムよろしく見えるようにローズウッドを黒っぽく着色してエボニー指板に見た目は近寄せている。染めエボニーとか俗に言われてるらしい。染めでもいいんだけどさ、取れちゃいかんだろ。なんか化けの皮を剥がされたって感じ。まぁ元々がコピーモデルな上にスタンダードな構造のカスタムだから気にしなくてもいいんだけどね。

ちなみに指板のブロックインレイ(四角くて白いポジションマーク)の接着面に浮きが出てる箇所が散見できる。この時期のGreco(製造:フジゲン)にはよく見られる現象だそうな。剥がれれば張り直せるが、剥がれるには至っていない。ちなみにこのブロックインレイは樹脂製だが上位機種は本家と同じく白蝶貝。光の当たり具合によって7色に見えるとこが素敵なんだよな。白蝶貝のポジションマークは購入できるんで、交換できたら素敵かも。まぁ指板の面出しとかしないといかんから素人のやるこっちゃないだろうけど。

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ヘッドのインレイにも浮きが散見できる。この時期のフジゲンが使ってた接着剤の癖かね〜。

で、はからずもローズウッドの正体が見るからにばバレてしまったGrecoレスカスの指板。気にせずそのまま弦を張るも良しだが、そうは問屋が卸さないのである。〈続く・・・〉
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