スティーブ・ジョブズ氏がAppleのCEO職を辞任 [Mac]
Apple Linkageから勝手に転載
Apple Inc.の取締役会が、スティーブ・ジョブズ氏がCEO(最高経営責任者)職を辞任し、元COO(最高執行責任者)のティム・クック氏を新しいCEOに任命したと発表しています。ジョブズ氏は、取締役会の会長に選任されており、クック氏は取締役会に加わるとのことです。
【スティーブ・ジョブズ氏からの手紙】
Appleの取締役会およびAppleのコミュニティーへ
私は前々から、AppleのCEOとして自分の職務を果たせず、期待通りにいかない日が来た場合、最初に皆さんにお知らせすると述べてきました。残念なことに、その日が来てしまいました。
私はここにAppleのCEOを辞任します。取締役会が認めてくれるのであれば、私は取締役会会長、取締役、Appleの従業員として務めていきたいと思っています。
私の後継者については、後継者計画を実行し、ティム・クック氏をAppleのCEOに指名することを強く勧めます。
私はAppleの最も輝かしく革新的な日が待ち受けていることを信じています。そして、新たな役割でその成功を目にしたり、貢献できることを期待しています。
私はAppleで人生の最高の友をつくりました。私は長年皆さんと共に働くことができたことに感謝しています。
スティーブ
以上、Apple Linkageより。
ジョブズ氏がApple社に復帰し、ポップなポリカーボネイト・ボディのiMacやB&W G3などをヒットさせインテリア要素の強いPCとしてAppleのシェアは向上した。一方でOSライセンシーを高額にしクローン機事業を潰した。BSDベースのMac OS Xに移行(NEXTSTEPの技術も多数採用)し、それまでの「Macは固まりやすい」という世評を覆しMacを安定した市販PCにした。
携帯音楽プレイヤーiPodとその管理ソフトiTunesでポータブル・オーディオ市場に参入し、iTunesストアでの音楽ダウンロード販売ビジネスで業界をリードしAppleはPCメーカーと言うよりiPodのメーカーとして世間に浸透。
MacintoshはパーツのWindows機との共用化が進む。端的にはCPUがモトローラ製からIntel製にシフト。BootcampによりWindowsマシンとしても使え、気がつけばデザインよし対価格性能比よしのPCに。
iPodと携帯電話を融合させたiPhoneはスマートフォンの標準型となる。iPadでキーボードレス、HDDレス、光学ドライブレスのスレート型PC(?)市場も開拓。
とまぁジョブズ氏の功績数知れず。カリスマ経営者としてジョブズ流経営手法を記した本はビジネス書としても売れた。そんなアイデアマンのカリスマが一線から退いてしまう。今後のAppleがどうなるか心配ですな。
一方、ジョブズ氏本人は2004年に膵臓ガンが発見されたが摘出手術をし療養後復帰。しかし2008年には痩せ細り始め体調不安が囁かれるようになる。2009年前半は療養のために休職。7月には復帰したが、今年1月にまた療養に入る。CEO職は辞さなかったが日常業務はティム・クック氏に委任していた。2011年6月のWWDCには登壇し講演を行ったものの、体調はCEO職を続行するには不充分な状態になってしまったのであろう。
今は再び陣頭指揮が執れる状態にまで体調が回復することを祈るばかりだ。頑張れ、スティーブ。
Apple社の広報記事↓
http://www.apple.com/pr/library/2011/08/24Steve-Jobs-Resigns-as-CEO-of-Apple.html
インプレスPC Watchの記事↓
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110825_472632.html
Apple Inc.の取締役会が、スティーブ・ジョブズ氏がCEO(最高経営責任者)職を辞任し、元COO(最高執行責任者)のティム・クック氏を新しいCEOに任命したと発表しています。ジョブズ氏は、取締役会の会長に選任されており、クック氏は取締役会に加わるとのことです。
【スティーブ・ジョブズ氏からの手紙】
Appleの取締役会およびAppleのコミュニティーへ
私は前々から、AppleのCEOとして自分の職務を果たせず、期待通りにいかない日が来た場合、最初に皆さんにお知らせすると述べてきました。残念なことに、その日が来てしまいました。
私はここにAppleのCEOを辞任します。取締役会が認めてくれるのであれば、私は取締役会会長、取締役、Appleの従業員として務めていきたいと思っています。
私の後継者については、後継者計画を実行し、ティム・クック氏をAppleのCEOに指名することを強く勧めます。
私はAppleの最も輝かしく革新的な日が待ち受けていることを信じています。そして、新たな役割でその成功を目にしたり、貢献できることを期待しています。
私はAppleで人生の最高の友をつくりました。私は長年皆さんと共に働くことができたことに感謝しています。
スティーブ
以上、Apple Linkageより。
ジョブズ氏がApple社に復帰し、ポップなポリカーボネイト・ボディのiMacやB&W G3などをヒットさせインテリア要素の強いPCとしてAppleのシェアは向上した。一方でOSライセンシーを高額にしクローン機事業を潰した。BSDベースのMac OS Xに移行(NEXTSTEPの技術も多数採用)し、それまでの「Macは固まりやすい」という世評を覆しMacを安定した市販PCにした。
携帯音楽プレイヤーiPodとその管理ソフトiTunesでポータブル・オーディオ市場に参入し、iTunesストアでの音楽ダウンロード販売ビジネスで業界をリードしAppleはPCメーカーと言うよりiPodのメーカーとして世間に浸透。
MacintoshはパーツのWindows機との共用化が進む。端的にはCPUがモトローラ製からIntel製にシフト。BootcampによりWindowsマシンとしても使え、気がつけばデザインよし対価格性能比よしのPCに。
iPodと携帯電話を融合させたiPhoneはスマートフォンの標準型となる。iPadでキーボードレス、HDDレス、光学ドライブレスのスレート型PC(?)市場も開拓。
とまぁジョブズ氏の功績数知れず。カリスマ経営者としてジョブズ流経営手法を記した本はビジネス書としても売れた。そんなアイデアマンのカリスマが一線から退いてしまう。今後のAppleがどうなるか心配ですな。
一方、ジョブズ氏本人は2004年に膵臓ガンが発見されたが摘出手術をし療養後復帰。しかし2008年には痩せ細り始め体調不安が囁かれるようになる。2009年前半は療養のために休職。7月には復帰したが、今年1月にまた療養に入る。CEO職は辞さなかったが日常業務はティム・クック氏に委任していた。2011年6月のWWDCには登壇し講演を行ったものの、体調はCEO職を続行するには不充分な状態になってしまったのであろう。
今は再び陣頭指揮が執れる状態にまで体調が回復することを祈るばかりだ。頑張れ、スティーブ。
Apple社の広報記事↓
http://www.apple.com/pr/library/2011/08/24Steve-Jobs-Resigns-as-CEO-of-Apple.html
インプレスPC Watchの記事↓
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110825_472632.html
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