A Young Person's Guide To King Crimson [プログレ]
「新世代への啓示」という仰々しい邦題の2枚組King Crimsonのベスト盤は「Red」発表後の解散期にリリースされ、後に限定プレスでCD化された。ワシ所有品は中古。
【新世代への啓示 ア・ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・キング・クリムゾン】
原題「A Young Person's Guide To King Crimson」
VJCP 3001～2（2枚組）
15曲収録。
発売元：ヴァージン・ジャパン株式会社
1990年発売
旧生後期クリムゾン（Lineup #3）解散後に2枚組LPとして1976年にリリースされたクリムゾン初のベスト盤だ。1990年に1年間限定で2枚組CDとして再リリースされた。シングルバージョンやボーカル違いバージョンなどを収録し当時としては貴重な音源を多数収録したベスト盤だったが、現在では別アルバムに再収録されていたりする。このアルバムにしか収録されていない短縮版があるが、まぁ今やコレクターズ・アイテムとしての価値しかないかもね。復刻ブックレット（CDサイズ）収録。
【収録曲】
disc 1
01) Epitaph
02) Cadence and Cascade (Abridged)
03) Ladies of the Road
04) I Talk to the Wind (Previously Unreleased Version)
05) Red
06) Starless
・LPでは01)〜04)がA面で05)〜06)がB面。
・02)は終決部のフルート・ソロが1分ほどカットされている。
・04)はGiles, Giles & FrippからKing Crimsonになる過渡期の録音でVocalはJudy Dyble。後にGiles, Giles & Frippの未発表音源集「The Brondesbury Tapes」（2001）に収録。
disc 2
01) The Night Watch
02) Book of Saturday
03) Peace: A Theme
04) Cat Food (Single Version)
05) Groon
06) Coda from Larks' Tongues in Aspic, Part I
07) Moonchild (Abridged)
08) Trio
09) The Court of the Crimson King
・LPでは01)〜06)がC面で07)〜09)がD面。
・04)はシングル・バージョン。後に「Sleepless - The Concise King Crimson」、「In The Wake Of Poseidon +2」に再録。
・05)はシングル「Cat Food」のB面。音質激悪ライヴアルバム「Earthbound」でも演奏されているが、スタジオ版を聴きたい場合、当時はそのシングルかこのベスト盤でしか聴けなかった。後に「紅伝説」、「In The Wake Of Poseidon +2」に再録。
・06)はタイトル通り「太陽と戦慄パート1」の終結部を切り出したトラック。
・07)は曲のインプロ部をカットしたテーマ部分のみのバージョン。なんと曲の8割カットという超ダイエット・バージョン。
【ガイド・シリーズ】
「青少年のための管弦楽入門（The Young Person's Guide to the Orchestra）」などにあやかったと思しきアルバムタイトルであるが、新生クリムゾン時にフリップ翁は「音楽で若者を教化する」旨の発言をしているし、フリップ翁らしい偉そうなタイトルになっている。
この「Young Persons' Guide」や「Guide」という文言は後のクリムゾンおよび周辺物のコンピレーション・アルバムで多用される。
「Sometimes God Hides: The Young Persons' Guide To Discipline」(1996)：クリムゾンを含むDGMレーベルのアーティストのコンピレーションCD。1枚組。
「Sometimes God Smiles: The Young Persons' Guide To Discipline Volume II」(1998)：同上。
「Cirkus - The Young Persons' Guide To King Crimson」(1999)：「紅伝説」以降に乱発された発掘ライヴ音源集から編集したライヴベスト。2枚組。
「The Deception of the Thrush: A Beginners' Guide to ProjeKcts」(1999)：ダブルトリオ・クリムゾン期（Lineup #5）のメンバーで音楽実験をしていたProjeKctsのコンピレーション。1枚組。
「A Beginners' Guide To The King Crimson Collectors' Club」(2000)：King Crimson Collectors' Clubの初期10作からのコンピレーション。DGMで通販購入できるそうな。1枚組。
「The 21st Century Guide To King Crimson Vol.1 1969-1974」(2004)：「真・紅伝説」のVol.1。4枚組。
「The 21st Century Guide To King Crimson Vol.2 1981-2003」(2005)：「真・紅伝説」のVol.2。4枚組。
「The Condensed 21st Century Guide To King Crimson 1969-2003」(2006)：「真・紅伝説」から編集した2枚組「濃縮キング・クリムゾン」。
ガイドだらけだ〜。お前ら、導いてやんよ、ってか。フリップ翁、上から目線過ぎw
4枚組ボックス「紅伝説」にはガイドという言葉は使われていなかったが、その大幅増補改訂版である「真・紅伝説」でガイドという文言が復活しているので、
旧2枚組ベスト「啓示」→新増量ベスト「紅伝説」→2枚組ライヴベスト「サーカス」→新々増量ベスト＋新増量ライヴベスト「真・紅伝説」→新々2枚組ベスト「濃縮」
って感じの流れかな。間に「コンパクト」とか「コンサイス」とかもあるけどね。
Lineup #4以降のクリムゾンは認めないって人にはこの「新世代への啓示」こそがベストの中のベストかもしれないが、「21馬鹿」も「パート2」も「突破口」も収録されていないので不完全な感じがする。当時としてはレアな音源が聴けるって点が重要だったのかな。生まれながらにしてコレクターズ・アイテムなアルバムだったのかもね。「真・紅伝説」と「濃縮」がリリースされた現在、「啓示」と「紅伝説」はディスコンになっている（そもそも「啓示」のCDは期間限定販売だったし）。
【新世代への啓示 ア・ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・キング・クリムゾン】
原題「A Young Person's Guide To King Crimson」
VJCP 3001～2（2枚組）
15曲収録。
発売元：ヴァージン・ジャパン株式会社
1990年発売
旧生後期クリムゾン（Lineup #3）解散後に2枚組LPとして1976年にリリースされたクリムゾン初のベスト盤だ。1990年に1年間限定で2枚組CDとして再リリースされた。シングルバージョンやボーカル違いバージョンなどを収録し当時としては貴重な音源を多数収録したベスト盤だったが、現在では別アルバムに再収録されていたりする。このアルバムにしか収録されていない短縮版があるが、まぁ今やコレクターズ・アイテムとしての価値しかないかもね。復刻ブックレット（CDサイズ）収録。
【収録曲】
disc 1
01) Epitaph
02) Cadence and Cascade (Abridged)
03) Ladies of the Road
04) I Talk to the Wind (Previously Unreleased Version)
05) Red
06) Starless
・LPでは01)〜04)がA面で05)〜06)がB面。
・02)は終決部のフルート・ソロが1分ほどカットされている。
・04)はGiles, Giles & FrippからKing Crimsonになる過渡期の録音でVocalはJudy Dyble。後にGiles, Giles & Frippの未発表音源集「The Brondesbury Tapes」（2001）に収録。
disc 2
01) The Night Watch
02) Book of Saturday
03) Peace: A Theme
04) Cat Food (Single Version)
05) Groon
06) Coda from Larks' Tongues in Aspic, Part I
07) Moonchild (Abridged)
08) Trio
09) The Court of the Crimson King
・LPでは01)〜06)がC面で07)〜09)がD面。
・04)はシングル・バージョン。後に「Sleepless - The Concise King Crimson」、「In The Wake Of Poseidon +2」に再録。
・05)はシングル「Cat Food」のB面。音質激悪ライヴアルバム「Earthbound」でも演奏されているが、スタジオ版を聴きたい場合、当時はそのシングルかこのベスト盤でしか聴けなかった。後に「紅伝説」、「In The Wake Of Poseidon +2」に再録。
・06)はタイトル通り「太陽と戦慄パート1」の終結部を切り出したトラック。
・07)は曲のインプロ部をカットしたテーマ部分のみのバージョン。なんと曲の8割カットという超ダイエット・バージョン。
【ガイド・シリーズ】
「青少年のための管弦楽入門（The Young Person's Guide to the Orchestra）」などにあやかったと思しきアルバムタイトルであるが、新生クリムゾン時にフリップ翁は「音楽で若者を教化する」旨の発言をしているし、フリップ翁らしい偉そうなタイトルになっている。
この「Young Persons' Guide」や「Guide」という文言は後のクリムゾンおよび周辺物のコンピレーション・アルバムで多用される。
「Sometimes God Hides: The Young Persons' Guide To Discipline」(1996)：クリムゾンを含むDGMレーベルのアーティストのコンピレーションCD。1枚組。
「Sometimes God Smiles: The Young Persons' Guide To Discipline Volume II」(1998)：同上。
「Cirkus - The Young Persons' Guide To King Crimson」(1999)：「紅伝説」以降に乱発された発掘ライヴ音源集から編集したライヴベスト。2枚組。
「The Deception of the Thrush: A Beginners' Guide to ProjeKcts」(1999)：ダブルトリオ・クリムゾン期（Lineup #5）のメンバーで音楽実験をしていたProjeKctsのコンピレーション。1枚組。
「A Beginners' Guide To The King Crimson Collectors' Club」(2000)：King Crimson Collectors' Clubの初期10作からのコンピレーション。DGMで通販購入できるそうな。1枚組。
「The 21st Century Guide To King Crimson Vol.1 1969-1974」(2004)：「真・紅伝説」のVol.1。4枚組。
「The 21st Century Guide To King Crimson Vol.2 1981-2003」(2005)：「真・紅伝説」のVol.2。4枚組。
「The Condensed 21st Century Guide To King Crimson 1969-2003」(2006)：「真・紅伝説」から編集した2枚組「濃縮キング・クリムゾン」。
ガイドだらけだ〜。お前ら、導いてやんよ、ってか。フリップ翁、上から目線過ぎw
4枚組ボックス「紅伝説」にはガイドという言葉は使われていなかったが、その大幅増補改訂版である「真・紅伝説」でガイドという文言が復活しているので、
旧2枚組ベスト「啓示」→新増量ベスト「紅伝説」→2枚組ライヴベスト「サーカス」→新々増量ベスト＋新増量ライヴベスト「真・紅伝説」→新々2枚組ベスト「濃縮」
って感じの流れかな。間に「コンパクト」とか「コンサイス」とかもあるけどね。
Lineup #4以降のクリムゾンは認めないって人にはこの「新世代への啓示」こそがベストの中のベストかもしれないが、「21馬鹿」も「パート2」も「突破口」も収録されていないので不完全な感じがする。当時としてはレアな音源が聴けるって点が重要だったのかな。生まれながらにしてコレクターズ・アイテムなアルバムだったのかもね。「真・紅伝説」と「濃縮」がリリースされた現在、「啓示」と「紅伝説」はディスコンになっている（そもそも「啓示」のCDは期間限定販売だったし）。
コメント 0