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スタインバーガー・ストリング・アダプター (ギター用) [楽器]

あけましておめでとうございます&20万アクセスありがとうございます(昨晩達成したようです)。今年もちまちま更新しますのでよろしくお願いします。

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モト冬木でお馴染み(?)のスタインバーガー。ヘッドレス・シェイプとグラファイト・ネックが特徴の(当時)先進的なデザインのギター&ベースでエディ・ヴァン・ヘイレン、アラン・ホールズワース、ゲディ・リー、渡辺香津美など多くのミュージシャンに使用されたが、最近はあんま使われていない印象だ。

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その廉価版が「Spirit」。形こそスタインバーガーそのものだが木製でグラファイトは使用されていない。ピックアップもアクティブのEMGではなくパッシブのEMG Select。ボディ&ネック材が一般的な木材だがスタインバーガーらしい小さなボディのためボディ体積は最小限で木材の鳴りとかは期待できない。どちらかというとトラベルギター的な持ち運びが楽な練習用ギターって感じだ。製造は韓国だそうな。

ワシのはSSH仕様のSpirit by STEINBERGER GT-PRO Standard。当時は新星堂が代理店になってて新星堂ロックイン大宮店(今は無い)で2003年2月に買った。

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↑ヤマハの廉価ギターにもよく積まれてたウンコ・ピックアップ「EMG Select」。EMGピックアップはアクティブ型の評判がたいへん良かったので、それに乗じて(ブランド効果を狙って)作られた廉価タイプのパッシブ型ピックアップがSelectだ。Selectの音はナチュラルで歪んでいると悪口を言われるザラついた腰のないもので搭載しているギターの価格に相応の出音だ。現行モデルではブランドネームの刻印がない真っ黒のピックアップに変更されている。

なんか小さい以外はいいとこ無しのようなギターのように思えるけど、その小さいとこが大きなメリットだ。付属のソフトケースに入れて背負っても「釣り道具?」ってなくらいのボリューム。普通のギターに比べて全然軽く疲れにくいし電車に乗る時も邪魔になりにくい。電車内では肩から降ろして膝で挟むように足で押さえて余裕で読書。CD屋でCD漁りしてる時も他の客の通行の邪魔になりにくい。

もともとはダンカンのストラトを持ってギター教室に通っていたのだが、上記のいろんなシーンで邪魔になりやすかったので小さいSpiritを買ったのだから目的にはたいへん適っている。飛行機に乗る時も手荷物扱いにしてもらえたし、ほんとトラベルギターって感じ。

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このスタインバーガー系のギター&ベースはダブル・ボールエンド弦を張ることでヘッドレス構造を実現しているのだが、昨今はこのダブル・ボールエンド弦というのが稀少になっている。なもんで価格も高い。ワシがSpiritを購入した当時は(店によるが)普通の弦の倍はしなかったが、今ではベース弦のセット並の値段になっていて購入に躊躇してしまう。そもそもダブル・ボールエンド弦を置いていないお店も珍しくない。

昔「STEINBERGER String Adapter」っちゅうオプション・パーツがあって、これを使えば普通のギター弦が張れるようになるんだが、当時のダブル・ボールエンド弦がさほど高価ではなかったので購入を見送った。

しばらくして新星堂がスタインバーガーの国内代理店を降りた。スタインバーガーのオプション・パーツも店頭から姿を消した。そしてダブル・ボールエンド弦の価格が上昇し始めた。ストリング・アダプターを探したが時既に遅し。ヤフオクでは自作ストリング・アダプターを販売し始める人も現れた(手作りなためか価格がなかなか)。わしゃプレーン弦が黒くなって音に張りがなくなっても「元々音良くないし、運指の練習できればいいや」と自分に言い聞かせ弦交換をできるだけ引き延ばしながら使っていた。

スタインバーガーは今はギブソン傘下だが、そのギブソンが日本販売法人を立ち上げた(その前は山野楽器がギブソンの正規代理店だった)。その日本法人がスタインバーガー・ブランドの販売を再開したためオプション・パーツも再び販売されるようになった。んで、先日、都内に出張った際にイケベ楽器でストリング・アダプターを入手した。

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↑チャック袋に部品が入っているだけでパッケージにすら入っていない簡素な状態で販売。シールには「Steinberger GL6 String Adapters」と印刷されている。

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↑中身。アダプターと六角レンチ。

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赤矢印の突起を

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ギター側の赤矢印の穴にはまるように取り付ける。

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今回張ったのはワシ的ロングスケール・ギター弦の定番:アーニー・ボールの「2222 Hybrid Slinky」。

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アダプターでノーマル弦を張った状態。見た目違和感ありませんな。写真を見て分かる通り、スタインバーガーSpiritは0フレット仕様です。ナットがありません。ヘフナーのバイオリン・ベースを思い出しますな。ダブル・ボールエンド弦の場合、低音弦の撚っている部分が0フレットに乗っていたが、普通の弦ならそんな事もなくなり見た目スッキリ。

弦の張力でアダプターをネックに押しつけるようになっていて、アダプター単体ではギターに固定されない。激しくアーミングをすると外れるのではないかと心配になってしまう。

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弦をニッパーでカットする部分が先端にこない構造になっているので安全性が確保されているところが嬉しい。

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横から見ると分かりやすい。写真の赤矢印の部分が突出しているのでニッパーでカットした弦の先端に触れにくくなっている。あ、ちなみに元々は弦押さえ用のゴムバンドがあったんだが経年劣化で硬くなり切れてしまったので取り除いてある。市販の平型ゴムバンドで代用可能なのかな?ゴムバンドを付けるにはヘッド部のプラパーツを外さないといけないようだ。

コーティング弦のエリクサーには確かダブル・ボールエンド弦は無かったが、このアダプターがあればSpiritにエリクサーを張ることができるな。そうすれば弦交換のタイミングを大きく引き延ばせて楽になる。
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