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Thunderbird 3.0 [Mac]

Netscapeの流れを汲むMozilla。そのMozillaのメールソフト「Thunderbird」が、2年半ぶりのメジャー・バージョン・アップをしVer.3.0となった。かねてからAppleの「Mail」、ブラウザ上で動作するGoogleの「G-mail」と併用してきたが、最新版にバージョン・アップをしてみた。

http://mozilla.jp/thunderbird/
↑ダウンロード・サイト

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インストール作業自体はMacだから超簡単。アプリケーション・フォルダに解凍されたアプリ本体をぶち込むだけ。起動すると旧バージョンのデータを読み込み始めるが、索引作りという今まで無かった作業が始まった。これが新開発の検索エンジン「Gloda」用のメタデータ作成なんだろう。なんでも、メール検索速度が前バージョンの30倍に高速化されたらしい。

アプリの画面は前バージョンとけっこう違う。画面がタブ化されており、メールを選択すると別タブに表示される。前バージョンでは別のウィンドウが開いたが、新バージョンではウィンドウが1個のままなので画面が散らからない。前バージョンではウィンドウ上に並んでいた各種操作ボタンの多くがプレビュー欄に移動している。最初は操作に戸惑ったがすぐに慣れた。

その他もろもろの機能向上が図られたとのこと。
http://mozilla.jp/thunderbird/features/
↑3.0の機能説明ページ

Dockのアイコンの色が少し淡泊になっているように見えるな。

「Thunderbird」は「迷惑メール・フィルター機能」が付いた「無料」のメール・ソフトで、Mac版、Windows版、Linux版があるので「複数プラットフォームで同一の操作感」が得られる便利なソフトだ。Mozillaの無料ブラウザ「Firefox」同様、アドオンをインストールして容易にカスタマイズ&高機能化できるところも特徴だろう。

その迷惑メール検出機能だが、新バージョンになって検出エンジンも更新されたのか、誤検出(迷惑メールでは無いのに迷惑メール・フォルダに入ってしまう)が起きた。一方、前バージョン同様、見逃し(迷惑メールが受信フォルダに入る)もまだある。強化されたかどうかは微妙だな。

この迷惑メール検出の精度だが、ワシの使用感では圧倒的にAppleの「Mail」の方が精度が高い。使い込めば「Thunderbird」も同レベルになるかもと期待したが、今のところ差は縮まっていない。Mac使いなら「Mail」の方が便利かもしれない。Windows環境では「Thunderbird」は良いんじゃないかな。

プラットフォームを問わないところが「Thunderbird」の魅力であるが、「G-mail」もブラウザからアクセスするという仕様上、これまたOSを問わずに使用できるし携帯端末からも利用できる。無料であるのも同様。その上、データはGoogleの専用サーバーで管理されているので、どの端末からの操作も他の端末に反映される。検索エンジンの技術を応用したフィルタ機能も高速。

従来のメールソフトがデータを端末のHDDに保存し管理するのに対し、「G-mail」はGoogleの専用サーバーに預けてしまうのでユーザーのマシンのHDDを圧迫しないというのも特徴。HDDクラッシュでメールデータが消し飛んだ、なんて事は無くなるし、マシンの買い換えをしたがメールデータの移植がメンドいって人には楽でいいかもね。記憶容量が少ないネットブックや携帯電話にとってもありがたいシステムだ。

「G-mail」のシステムはけっこう衝撃だったようで、同様のシステムがあっちこっちで作られている。AppleのMobile Me(旧 .Mac)では「Mobile Me Mail」、ワシが使っているSo-netでは「So-net Webメール」なんてサービスをやっている。(余談になるが「So-net Webメール」では「Webメール de PostPet」なんてこともやっている。ブラウザ上でポスペを動かすとは!これもWeb2.0の1種かな?)

昔はダイアルアップ接続し、メールサーバーからメールデータをダウンロードし、回線切断してからオフラインでメールを読み、返事を書いたらまたダイアルアップ接続をし送信、ってな手順で通信費を節約するのが常識だったし、メールデータを端末側で保管管理するのが普通だった。

しかし、今は家庭や職場ではPCは常時接続だし、携帯端末もパケット定額サービスが浸透している。どこでどれだけ使っても金銭的負担は同じという時代だし、1人で複数の端末を使う状況に「G-mail」はとてもマッチしていると思う。出掛け先のネカフェでメールチェックして返信なんて事も簡単にできるね。Mobile MeやMissing Syncや各種携帯電話用ソフトを使って複数の端末のデータの同期なんてしなくてもいいのは楽でいいよね。

「Thunderbird」の記事を書くつもりが、後半は「G-mail」の話になってしまった。恐るべし、Google。3日連続でGoogleネタになってしまったじゃないか(笑)。

ATOK 2009 for Mac [Mac]

昨日の記事の冒頭で書いた通り最近「ATOK 2009」を買った。

日本語入力環境としては無類の支持を得ているジャストシステムの「ATOK」。もともとATOK 2006を使っていたんだけど、Microsoft Office Mac v. X(←これまたバージョンが古い)との相性が悪いのか、はたまたMac OS X 10.5 Leopardとの相性が悪いのか、Leopard上でExcelを使う時に入力に苦労することがままあった。ATOK 2009 for MacはSnow Leopardでも動作するそうだし、いい機会だからそろそろ新しいATOKにしようかなと、先日ユーザー優待価格で購入した。

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↑ATOK 2009 for Mac + Windows限定パック。このパックだとパッケージは白い。Mac専用のパッケージなら赤。比較的コンパクトなパッケージである。

変換の頭の良さは相変わらず。「ら」抜き表現とかを指摘してくれるのも相変わらず。変換に悩む(確定しない時間が長い)と変換候補の意味を表示してくれたり、まぁ至れり尽くせり。以前に入力した語彙を先読み表示してShift + Returnで採用できて入力の手間が省けたり、まぁ前からそうであったが日本人が作っただけのことはある痒いところに手が届くFEPである。

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ATOK 2006の時よりは相性問題も感じなくなったし、全般に快適だが、やはり高機能なせいか時々動作がモタつく時がある。でもまぁ変換の利口さが抜群だし、やっぱ良いですよ、ATOK。

さて、そんなATOKの好敵手となりうるのが昨日の記事に書いた「Google IME」こと「Google日本語入力」。豊富なGoogle検索エンジンのデータを変換候補や予測候補に活かし、新しい言葉もどんどん辞書に反映されていくようだ。ATOKとは異なる発想の変換エンジンなんだろう。

実績のあるATOKの変換エンジンと(たぶん)新しい発想のGoogle IMEの変換エンジンとどちらが支持されるか見物だね〜。Google IMEの変換精度や使い勝手がATOKに引けを取らないとなれば、無料な分Google IMEが有利だし、新しい言葉が辞書に登録されるペースはGoogle IMEに分がありそうな気がする。

↓「ATOK 2010 for Windows」などの新製品を発表したジャストシステムの記事
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091208_334132.html

この記事でジャストシステムはGoogle IMEに関して「日本語IME市場に対する注目が集まる」と参入を歓迎したと書かれているが、内心はあせっているのではないかと思う。なんせ相手は無料だもんね。日本語ワープロや表計算ソフトでMicrosoftに完全にシェアを奪われたジャストシステムとしては日本語FEP「ATOK」こそが同社の顔である。この市場でも負けるとなると会社の存亡に関わるかもしれないもんね。

Google Chrome Beta for Mac [Mac]

次々と革新的な事をやるGoogleだが、その検索エンジンの技術を応用した日本語入力環境「Google IME」こと「Google日本語入力」のベータ版が公開された。

http://www.google.com/intl/ja/ime/
↑ダウンロード・サイト
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091203_333009.html
↑インプレスの紹介記事

なんか魅力的だが、いかんせん先日「ATOK 2009 for Mac & Windows」のパックを買ったばかりじゃい。しかしま〜Googleは色々と面白い事やるもんだ。変換候補の先読み能力がなかなか良いらしい。まだベータだから機能的に至らないところもあるかもしれないが、無料だし「MS-IME」や「ことえり」の頭の悪さに困っている人には良い選択肢かもしれないね。

そしてさほど経たずに同じGoogle社製のブラウザ・ソフト「Google Chrome for Mac」のこれまたベータ版が公開されたという記事を発見。

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http://www.google.com/chrome
↑ダウンロードサイト
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091209_334515.html
↑インプレスの紹介記事

ほむほむ。「Safari」「Firefox」「Opera」と既に3つもブラウザをインストールしているが、面白そうだからインストールしてみよう。んで使ってみた。

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最近のタブブラウザらしいデザイン。テーマギャラリーっちゅうページでいろんなテーマをインストールして好みの外観にカスタマイズできる。「けいおん!」や「初音ミク」のテーマが筆頭に来ているあたり今風ですな(爆)。わしゃポルシェのテーマをダウンロードしてみた。空白タブを追加するとパナメーラなどの壁紙が使われたタブが現れる。空白タブに最近見たページのサムネイルが出るあたりは「Safari」同様で使いやすいね。

使用フォントとかはまだ指定できないみたい。まだベータ版でレンダリング・エンジンのチューニングがイマイチなのか、描画速度は「Safari」に負けてるな。見た目はシンプルでいいね。今後の進化に期待。

Psystar、クローンMacの販売を中止 [Mac]

以前の記事(http://medama.blog.so-net.ne.jp/2008-04-17)で米Psystar社がMac互換機を販売している事と「ジョブスは許さないだろうな〜」みたいな事を書いたが、やっぱAppleはPsystarを許さなかったようだ。

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APPLE LINKAGE(http://www.applelinkage.com/)のここ最近のPsystar関連の記事を引用すると

「AppleInsiderでは、PsystarがAppleとの係争中の法廷闘争で敗訴したと伝えています。PsystarとAppleの両社は先月、略式判決を申し立ており、11月13日にカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所のウィリアム・アルサップ判事は、PsystarがMac OS Xを無許可のコンピュータに搭載することでAppleの著作権を侵害し、さらに、PsystarはOSをサードパーティ製ハードウェアにインストールすることを防ぐAppleの防護策を回避することでデジタルミレニアム著作権法にも違反しているとの略式判決を下したとのことです。またアルサップ判事は、Appleの使用許諾契約書はAppleのソフトウェアの使用を規制するためだけのものであるとして、Appleの著作権乱用の証明を試みたPsystarの略式判決請求を棄却しました。この略式判決は、裁判の終結を意味するものではなく、まだ多くの問題が未解決となっています。AppleはPsystarが契約違反、商標侵害、商標希釈、不当競争などの行為を行っていると主張しています。」

「AppleInsiderでは、Psystar Corporationが、Apple Inc.と一部和解が成立したことを明らかにしたと伝えています。11月13日にカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所のウィリアム・アルサップ判事は、Psystarが著作権に違反しているとの略式判決を下し、11月23日にAppleは、Psystarに対する終局的差し止め命令を請求していました。11月30日にカリフォルニア州サンフランシスコの裁判所に提出された書類によると、PsystarはAppleの著作権主張に対し法定損害賠償金の支払に合意し、Appleは自主的に商標、トレードドレス、州法の主張を取り下げることに合意したとのことです。」

「AppleInsiderでは、12月1日に提出されたPsystar CorporationとApple Inc.の和解条件によると、Psystarは、著作権侵害、契約違反、デジタルミレニアム著作権法違反の損害賠償として133万7,500ドルに加え、追加の損害賠償と弁護士費用として133万7,500ドル、合計267万5,000ドルを支払うことに合意していると伝えています。」

「AppleInsiderでは、Apple Inc.との和解が成立したPsystar Corporationが、Mac OS Xをプリインストールした「Open」シリーズの販売を中止していると伝えています。」

だそうですよ。ただ

「認可されていないコンピュータにMac OS Xをインストールできる「Rebel EFI」の販売は継続しています。」

だそうなので、デバイスドライバーの問題とかで苦労する根性のある人ならRebel EFIを使って既製品じゃないMac互換機を自作する道は残されているみたい。
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さんざん古いMacを改造してきたワシだが、最近は一体型iMacをメインにするくらい既製品を使う人になっちゃってる。ハードウェアと戯れるのが第一の人ならRebel EFIは物凄く面白いツールだと思うが、道具としてPCを使う人には無縁な商品な気がするね。

CRESCENDO ZIF G4 1GHz(その3) [Mac]

B&W G3 Macのファームアップに成功したので、いよいよG4カードをインストール。
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↑これがCRESCENDO ZIF G4 1GHzのカード。紫のヒートシンクが派手だ。

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パッケージの中身。インストール手順書やドライバCD-ROM、G4カード、ジャンパーピン、電源分岐ケーブルなど。

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G3/350MHzのCPU。アルミ・ヒートシンクはさほど大きくもなく冷却ファンも無い。対面する大型の筐体ファンからのエアフローが当たる仕組みになっている。発熱面に関してはG3は優秀だったことが分かるね。まずヒートシンクからロジックボードに伸びているアース線の固定ネジを外す。

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ヒートシンク固定金具を外す。

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G3CPU&バックサイド・キャッシュさん、こんにちは。

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CPU固定金具をリリース。このあたりの手順はIntelやAMDのCPUの付け外しと同じ。

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G3CPUが外されたZIFソケット

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「剥がしたら保証受けられませんよ」シールを剥がしジャンパーピンを外す。

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いよいよG4カード登場。G3に比べなんと大きなCPUボード。しかも冷却ファン2つ装備。

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ZIFソケットに刺さるピン部分はピンクのスポンジで保護されていた。

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ピン位置を確かめつつソケットに刺す。写真右手前にピンの無い箇所があるので、それが目印かな。

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ソケット固定金具を倒す。

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付属のジャンパーピンと交換。

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ロジックボードの電源ケーブルからCPUへ給電する分岐ケーブル。

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ロジックボードから電源ケーブルを抜き間にかまし、G4カードの8ピンの給電ポートに分岐ケーブルを繋げる。

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元々のヒートシンク用のアース線を固定していたネジを戻すこともお忘れ無く。おそらくロジックボード固定ネジの1つと思われる。

さて、これで物理的なG4へのアップグレードは完了。パーツ交換自体はPCの自作経験があればなんてことないね。

いよいよG4に換装されたマシンを起動。ドキドキ。OS9から起動すると普通に起動された、と思ったらアイコンパレードでCRESCENDO G4ドライバーと思しきアイコンに「X」マークが付いている。ありゃりゃ。これじゃAltiVec無効どころか、まともに動くかも不安だ。でもデスクトップは普通に出てくるし操作もできる。

AEC-6280MとOS9用とOS X用の2つの120GB HDDを接続し、そちらからも起動試験。

OS9ではやはりG4カードの機能拡張が読み込まれていない。他の機能拡張とバッティングしてるのかも。MacOS標準+G4ドライバーで起動してみたり、読み込み順序を優先するようにファイル名先頭に半角スペースを追加してみたりしたけど、どれもダメ。うむぅ〜〜。

SONNETインストーラから「Metronome」ちゅうアプリがOS9にインストールされている。これでCPUクロックとかが確認できる。で、Metronomeを立ち上げて見てみると、CPUはG4で1GHz動作中。1stキャッシュも表示されているが2ndキャッシュが「none」になっている。なぁにぃーーー!?機能拡張が読み込まれていないせいで2ndキャッシュ(バックサイドキャッシュ)が無効になっているのかな?システム・バス・クロック(いわゆるFSBですな)は「66MHz」になっている。元々のYosemiteのFSBは100MHzだが、CRESCENDO G4はFSBを下げることによって安定動作させる仕様なんだそうな。てことは逓倍率は15倍か。凄いな。FSBダウンってことはCPU性能は上がるがデバイス間のI/Oスピードは落ちることになる。もっぱらCPUの処理能力に依存するアプリを使う方向では効果大の改造と言えるね。

OS Xでも「このMacについて」でCPUは認識されているもののバックサイド・キャッシュは認識されていない。しかしドライバーソフトをインストールすると認識されるようになった。OS X環境では問題なく動作するようだ。てことはハードウェア的には問題ないちゅうことね。

SONNETのサイトからOS9用のドライバーインストーラをダウンロードして再インストールもしてみたが変わらず。うう〜〜む。困ったの〜。使えるからいいんだけど、OS9ではCPU性能がフルには発揮されないじゃない。まぁOS Xを使う分には問題なさそうだが。OS X上でClassic環境でOS9アプリを使えばOKかも?そんなに甘くないかな。まぁOS9アプリは今は使っていないからいいっちゃあいいんだが。

さらにググってみたけど検索キーワードが不適切なのか具合の良い情報が見つからない。でも、ま、G3/350MHzでデフォルトのATA33バスにHDDを接続していた時に比べて体感速度は大幅に向上している。OS X Tigerを快適に使用できるのでマシン全体の性能は大幅に上がったのだと思う。OS9でのドライバー読み込みの不具合の解決策は今後の宿題としてキーワードをいろいろ変えながら再検索してみっかな。

続く、と書きたいとこだけど、一連のG3 Mac改造話はいったん終了。OS9の解決策が見つかったら「その4」を書こうと思う。

CRESCENDO ZIF G4 1GHz(その2) [Mac]

CRESCENDO ZIF G4 1GHzを搭載するために、まずG3のファームアップをしなければならない。その課程で内蔵ATAバスに接続し直したHDDから起動できなくなった、の続き。

更にググってみた。「拡張カードでフォーマットしたHDDは内蔵バスに繋げても起動できない。」という旨の記述を発見。偶然にも現在繋がっている2台の120GBのHDDはどちらもAEC-6280Mでフォーマットしたディスクだ。内蔵ATAバスに繋げて再フォーマットしなきゃならんのか。いや、そんなことしたらデータが失われるので、それはできん。・・・・確か在庫のATA-HDDがあったはず。ゴソゴソ・・・・

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IBMの60GB HDDを発見。こいつを使おう。

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内蔵ATAバスに純正ケーブルで接続するためには筐体後部(写真の右側)にHDDをマウントする必要がある。ここに設置していたHDDを真ん中のマウンターに移し60GB HDDを設置。

MacOS X 10.0付属のOS9のCD-ROMから起動し60GB HDDをMacOS拡張でフォーマット。その後、インストール先に60GB HDDを指定しOS9をインストール。そして、まんまと60GB HDDからのOS起動に成功。

この時点でOSのバージョンはMacOS 9.1である。元々使っていたバージョンは9.2.2なので、Ver.Upを試みる。バージョンアップはまず「OS9.1→OS9.2.1」アップデートをし、次に「OS9.2.1→OS9.2.2」アップデートをすることになる。

「ソフトウェア・アップデート」ではOSのバージョンアップは行われないようだ。アップデータをダウンロードしなきゃと、ブラウザを探す。OS9当時はSafariなんて無かったもんね。IE5を発見。起動しOS9.2.1アップデータのあるURLを入力するとレイアウトが壊れまくった画面が表示される。最近のサイトのデータをきちんと読めないのね。ダウンロード開始。あらら。ダウンロード時間が最初2時間と表示されたのにどんどん増えて18時間に。試しにiMacのSafariでダウンロードしたら6分だわ。こりゃIE5のFTP機能がうまく動作してないみたい。ダウンロードを中断し、iMacでダウンロードしたファイルをUSBメモリ経由でG3にコピーし起動してみたがエラーを吐いて動かない。

次にNetscapeCommunicator4.7でダウンロードしてみた。所用時間はiMac並。ダウンロードしたファイルをダブルクリックで起動してみた。インストーラが起動した。しかし、インストールの課程で「Apple社製ハードディスク・ドライバの更新ができませんでした」みたいなエラーが出てバージョンアップができない。そりゃそうだ。純正HDDじゃないもんね。再起動してもこの症状は変わらず。む〜〜〜。

じゃあOS9.1のままでSONNETインストーラCDを使ってみようかな。この60GB HDDのOSはファームアップのために使うだけだから、ファームアップさえできれば用済みだしね。そうしようそうしよう。というわけでSONNETインストーラCDを実行。インストール・プログラムが実行されドライバ群をインストール後、プログラマ・ボタンを押しながら起動するようにとの旨のメッセージが表示される。ここまでは今までと同じ。

マシンをシャットダウンし、プログラマ・ボタンを押し込んだ状態でパワーボタンを押した。ロングトーンが鳴り終わったとこでプログラマ・ボタンから指を離す。ドキドキ。しばらくして画面下にプログレスバーが表示された。おお、ファームアップしてるっぽい。そしてOSが起動し「ファームアップに成功したのでG4カードを挿せるよ」みたいな表示だ。成功した模様。

お〜〜し。いよいよG4カードのインストールだーー!!

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↑このOSインストール祭りの課程でHDDを付け外ししまくったわけだが、そこで気がついたのがIDEケーブルが厳しい状態になるという事だ。

B&W G3付属のIDEケーブルはポリタンクG3筐体の構造を配慮した形状なので、当然きれいに接続されるわけだが、内蔵ATAバスがATA33である以上こいつはATA33対応ケーブルと思わねばならんだろう。

AEC-6280MはATA133対応であり接続するHDDもATA133対応である以上、接続するIDEケーブルもATA133対応の物を使うことになる。ATA133ケーブルなんて自作PC用の物が普通に売っている。フラットケーブルもあれば筐体内部のエアフローを妨げにくいスマートケーブル(配線を束ねた物)もある。

ところが、これら自作PC用のATA133ケーブルは筐体底にHDDを設置するポリタンクG3だとバスの向きが逆になってしまう。逆に接続するわけにはいかないのでケーブルがけっこう無理な方向にグイっと曲げられる事になる。この状態を避けられるのはデフォルトのHDD設置位置(2階建てマウンタの2階)のみである。

電源ケーブルもL字型のコネクターだとやはり方向が逆になる。L字型コネクターでも無理なく接続できるのは、やはりデフォルトのHDD設置位置だけである。純正の200W電源であれば電源ケーブル端が筐体内のパーツレイアウトを考慮した形状になっていたと思われるが、電源容量アップのために汎用ATX電源と交換した場合&引き回しか分岐の為に先端がL字型のコネクターを増設すると少し困るわけだ。

それもこれもMacが汎用ATXケースとはデバイスの設置位置が異なるため起こることであり、Windows機でもメーカー品ならやはり同様な事が起こるんだろうね。

あとMacOS9のアップデータをダウンロードしようとした際に、OS9当時のブラウザ(IE5、Netscape4.7)では最近のサイトは上手く表示できない事も分かった。高速回線が普及しリッチなコンテンツが普通になったせいだろう。幸いNetscape7もOS9にはインストールされていたから、こっちなら少しはマシだとは思う。まぁセキュリティーの問題もあるからOS9ではあまりWebを閲覧しない方が良いだろうね。

続く。

CRESCENDO ZIF G4 1GHz(その1) [Mac]

B&W G3 MacにMacOS X 10.4 Tigerをインストール完了、の続き。

次はB&WのCPUをG4にアップグレードだ。
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これまた4年くらい前に購入したSONNETの「CRESCENDO ZIF G4 1GHz」。

ZIFソケット採用のマシン(ベージュG3、B&W G3、All-in-one、グラファイトG4)用のCPUアップグレード・カードでCPU動作クロックは1GHz。1MBの2nd Cache(当時、バックサイド・キャッシュって言っていたかな)を搭載。また、G4はG3アーキテクチャにAltiVecと呼ばれるベクトル演算ユニットが追加されたCPUで、対応アプリケーション(マルチメディア系が主だね)が高速動作するようになる。QuickTime、iTunes、GarageBand、iDVDなどの純正アプリは当然AltiVec対応。

説明書を読むとG4アップグレード・カードを取り付ける前にする事が書いてある。

「G3のFirmwareを更新していない場合はOS9のCD-ROM内のG3 Firmware Updateを実行」
これはOS9.2にする場合に必要な手順だが、ワシのG3はOS9.2.2なので既に実施済み。ちなみにこのファームアップは俗に「G4殺し」と呼ばれており、このファームアップによりG4CPUがYosemite上では動かせなくなる。

続いてG4CPUに対応させるFirmwareに更新する必要がある。
「SONNETインストーラCDをOS9上で実行し、シャットダウン指示が出たらシャットダウンし、プログラマボタンを押しながら再起動しロングトーンが鳴ったらボタンを離すとファームアップが実行される。」
となっている。

上記手順をやってみた。が、ファームアップは実行されない。もしかしてパーツが純正状態じゃないと実行できないパターンかな?とりあえずググって調べてみよう。で、SONNETのQ&Aコーナーで何個か回答を発見(英語だけどね)。

まずは1個目の回答「機能拡張無しの状態で試してみよう」を実施。Shiftキーを押しながら再起動し、再度SONNETインストーラを実行しプログラマボタンを押しながら再起動。進展なし。

2個目の回答「SCSIカードを使用している場合は取り外し、内蔵ATAバス上のHDDから起動する」。これはかなり臭い。なんせATA133カード「AEC-6280M」はシステムからはSCSIカードとして認識されている。

AEC-6280Mを外し、OS9が入っているHDDをロジックボードのATAバスに接続し再起動。ここで驚きの事態が。なんとOSが起動しない。画面は「?」マーク付きフロッピーのアイコン。これは「ブートドライブが見つかりません」サインだな。

OS9のCD-ROMを挿入して「C」キーを押しながらパワーボタンを押しCD-ROMから起動。「起動ディスク」からHDDのOS9は見えている。それを指定して再起動したが立ち上がらない。OS XをインストールしたHDDも同様。

進展が無い、どころか後退してしまったじゃないか。OSが入っているHDDが2台とも起動ディスクとして使えない。これは困った事態に。で、続く・・・

PIONEER DVR-117J [Mac]

B&W G3にOS Xをインストールできない!(http://medama.blog.so-net.ne.jp/2009-10-19)という話の続き。

MacOS X 10.0のインストールCDはマシンが純正仕様じゃないとCDから起動できないようだ。純正パーツ用のドライバーしかないせいだろうと想像できる。

ちなみに我がG3君は「PLEXTORのPX-W2410TA(CD-RWドライブ)」「TAXANのSuperDiskドライブ YS120」「IBMの120GB HDD」「ATI Radeon 7000 Mac Edition」「バルク品PC100の256MBメモリー4枚挿し」が換装されたパーツ達。更に「ACARD AEC-6280M」と「Maxtorの120GB HDD」も追加されて標準パーツでないデバイスばかり。デバイスドライバの問題とは関係ないパーツとしては電源も「Super静 350W」に交換されている。

メモリーとHDD(と電源)の純正パーツなんてとっくの昔に廃棄してるんだよね。純正状態に戻せと言われても無理なのだ。なんとかこのままの状態でOS Xをインストールしたい。

ではデバイスドライバが新しくなっているかもしれない「MacOS X 10.4 Tiger」をインストールできないものか?しかしメディアがDVD-ROMであるため、プレクのPX-W2410TA(CD-RWドライブ)では読めない。

今回のパーツ交換は最終的にはCPUの交換(G4の1GHz)まで目指しており、Powerbook G4(1GHz)で快適にTigerが動いたので、改造G3のOSもTigerにしたい。というわけで、どのみちDVD-ROMが読めるドライブが必要である。

秋葉館のページをつらつら眺めて「OS9, XでのOSCDブート確認済」との記述がある「PIONEER DVR-117J」を買う事にした。PIONEERのドライブはMacで標準採用されている(intel iMacのDVDマルチドライブもPIONEER製だ)ので安心感が高い。しかも値段が5000円ちょい。これは安い。

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↑届いたドライブは箱にすら入っていない「バルク品の中のバルク品」という風情で秋葉原パーツ屋感満点である。中身はドライブ本体と説明書のみ。とてもシンプルだ。

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ドライブは黒ベゼル。トレイの前面パーツは後で自分で取り付けるようになっている。

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↑プレクのCD-RWから換装してみた。上の黒いドライブがDVR-117Jで、下の白い3.5inchのドライブがYS120。青いベゼルを外した状態では色が頓珍漢である。

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↑青いベゼルを取り付けると元に戻る。中に黒いドライブが入っているなんて分からない。見た目スッキリなのはMacの良いとこだね。最近のミドルATXケースは5inchドライブベイにボディ同色のフタが付いている物もあるから、その辺はWindows系も同じになってきたけどね。

DVDマルチドライブがインストールされたとこで、G3を起動。なんの問題もなく立ち上がる。MacOS X 10.4 Tigerのディスクを入れてみる。おお、読んだ。MacOS X インストーラのアイコンをクリックして起動。そしてOSのDVDブートでシステムが起動!

おお。やったか!?Tigerのインストール・ディスクはデバイス・ドライバが拡充していたようだ。インストール手順は粛々と進んでいく。そして再起動。まんまとMacOS X TigerがHD起動で立ち上がりましたよ。やったね!

これでATA133カードにぶら下げた2台のHDDそれぞれに「MacOS 9.2.2」と「MacOS X 10.4 Tiger」という2つの環境が出来上がったのであった。TigerはOS X上でOS9アプリを動かす「Classic」がサポートされている最後のOSだ。PowerPC+MacOS 9+MacOS Xの3つを共存させる環境としてはまずまずでしょう。(CPUパワーを除けばね)

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↑このたび現役引退をすることになった名機「PLEXTOR PX-W2410TA」

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↑パッケージも強力だったんだよ。ライオンだよ、ライオン(笑)。当時PLEXTORと言えばマニアが納得する高品位焼きドライブとして大人気だったが、メーカーもそういうトップブランドとしての自負があったんだろうね。今は昔、栄枯盛衰の感がありますな。

続く・・・

ACARD AEC-6280M [Mac]

相変わらず仕事が見つからん。で、押し入れの中を整理していたら、数年前に購入したが暇が無くて手をつけていなかったB&W G3 Mac(ロジックボード名:Yosemite。俗称「ポリタンク」)用の改造パーツが出てきた。押し入れの空きスペースを増やすためにもG3に内蔵させるかな。

ちゅうわけで青白G3改造最終章(?)に突入。改造パーツは複数あるが、今回は他のMacで使ったATA133拡張カードを追加。購入時期は7年くらい前だ。

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↑ACARDの「AEC-6280M」。
PCIバス用。ATA133対応バス2口(デバイスは4台まで)。ビッグドライブ対応。こいつにHDDを接続すればオンボードATAより格段にデータI/Oスピードがアップする。(オンボードのHDD用バスはUltra ATA33で、CD-ROM用バスはIDE)

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↑パッケージ内容。
ベージュのタワー型Mac用のHDDマウンターも付属してるとこが泣かせる。

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これが標準状態。3つのPCIバスは未使用。写真ではその上に2口のオンボードATAバスがある。1つはHDD系列用でもう1つはCD-ROM系列用。HDD接続用のATAケーブルは専用設計でコンパクト。

初期型のYosemiteのATAコントローラチップは不具合があって、HDDのスレーブ側の認識が甘かったようだ。幸いにしてワシのは後期型。初期型はマウンター形状なども含めて色々と不具合があったようだが、後期型はそういった不具合が解消されている。Macの新型筐体出たてのモデルは怖いっちゅうこっちゃな。ワシの後期型B&W G3 MacはOS9でメインマシンとしてバリバリ使っていた頃は「ハングアップと再起動はMacの基本」という当時(OS7〜9時代)の世間の評判が嘘のように安定していてハングアップもまれだった。

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で、AEC-6280Mを挿した状態がこれ。青いバスがATA133対応らしく見えるね。
(写真では一番上だけど、組み上げると)一番下のPCIバスに挿したんだが、HDDと近過ぎてケーブルがきつくなることが分かって、後で挿すバスを1つずらした。

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↑確か4年くらい前に購入したMaxtorの120GB。もちATA133物。

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筐体底部にあるマウンターをはずして、そこ追加用のHDDをネジで固定して筐体底部に。

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筐体底部真ん中に収まった追加HDD。ちなみに右が標準位置で、ここは2段積みできるようになっている。左側にもう1台マウントできるので、合計で最大4台のHDDを設置できる。

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スマートケーブルや電源ケーブルを接続してみた。御覧の通り線だらけでごちゃごちゃに見える。

さて、ここからはHDDの初期化などを行うわけだが、ちょっと後でめんどくなる課程を順を追って説明。

1)もともと載せていたHDDは120GB物で3つのパーティションに区切られていた。1つ目のパーティションには「OS9」が。2つ目はOS-X領域だったが重くて使う気にならなくて、後に削除してデータ領域に。3つ目はデータ領域。

2)これら3つの領域を1つに統合したかったので、追加したMaxtorのHDDをMacOS拡張でフォーマットした後にOS9領域を丸々コピー。起動ディスクをコピーしたOS9にして再起動。問題なく起動した。2つのデータ領域のデータも新HDDにコピー。これで旧HDDの統合完了。さすがATA133。快速。

3)旧HDDを1パーティションとして再フォーマット。そこにMacOS-Xをインストールしようとした。まずはMacOS-X Ver10.0のインストールディスクを使用。ところがエラーが出てCDブートができない。

4)じゃあもっと可能性は低いけどOS-X Public Betaのディスクでトライ。やはりエラーを吐く。考えてみればPublic Betaを昔インストールした時にマシンを完全に出荷状態に戻さないとインストールできなかったんだよな〜。

5)じゃあOS-X 10.4 Tigerはどうよ?デバイスドライバーとかは新しくなっているかもしれんし、と試しにディスクを挿入。しかし、ディスクを読めない。あ!CD-RWドライブだったわ。TigerのインストールディスクはDVD-ROMなんだよね。こりゃあダメに決まってる。

というわけでMac 0S Xインストールの段階で引っ掛かるわけだ。続く。

Books [Mac]

「リングワールドの子供たち」を読み終わったので仕舞おうと思い、蔵書を収めている押し入れ収納ラックを引っ張り出してみた。かつてはえらい本持ちだったが、昔けっこうな冊数を古本屋に処分したので現在は厳選された書物が整然と並んでいる。・・・と思いきや、買い足した書物が分類されておらず少々雑然として見える。

そもそも、このもらい物の押し入れ収納ラックはA4雑誌が入るくらい奥行きがある。よって文庫本、新書版の本なんかは2列になってしまう。これでは何を持っているか&何を買い損ねているかがパッと見では分からない。そこでPCで本類のデータベースを作ることにした。いわゆる「蔵書管理」ですな。

本のデータベースなんてExcelやFile Maker(今は廉価版のBentoも出てるね)あたりで自分なりのテンプレートを作ってデータを打ち込んでいけばいいんだろうけど、専用ソフトなんてのもある。

「Books for MacOS X」
 http://books.aetherial.net/wordpress/
・フリーソフト。「iTunes」風のUI。iSightでバーコード読み込みできる。

「Delicious Library 2」
 http://www.delicious-monster.com/
・シェアウェア(40$)。本棚風のオシャレなUI。やはりiSightでバーコード読み込みに対応。有料だけあって使い勝手は良いとの評判。

「LibraLibra」
 http://www.apple.com/jp/downloads/macosx/home_learning/libralibra.html
・フリーソフト。Appleのダウンロード・コーナーで発見。1冊ずつデータカードをめくる感じのUIに見える。

ざっとネットで検索したら上記のソフトを見つけた。この中で「無料」で「使い勝手の良さそうに見えるUI」という2点で「Books for MacOS X」を使ってみることにした。

books1.jpg
これが「Books」の画面(リスト表示)。

books3.jpg
こちらは詳細画面。

「新規書籍」で空欄の詳細画面を出してISBNを入力する(もしくはカメラアイコンをクリックしてiSightにバーコードを読ませる)と、「環境設定」のクイックフィルに登録してあるデータベース(ワシはAmazon JPにした)にアクセスして書籍情報を自動でゲットしてくれる。Amazonでおおよその情報は手に入るが、表紙画像が無ければスキャナーで読み込んで、その画像ファイルをドラッグ&ドロップで登録できる。このあたりはiTunesのアルバム・アートワークみたいな感じ。

ジャンルやシリーズ名あたりは自分で考えて登録。あとでスマートリストを作る時に便利なように自分なりに工夫すると良いだろう。あと、Amazonの値段情報は最新のものなので、購入時期が古いと全然違う場合もある。気にしなければ別にいいことだが直すのもいい。

Mailの「スマートメールボックス」よろしく「スマートリスト」を作成できる。「著者」に「ニーヴン」を含む、という条件のリストを作ればラリイ・ニーヴンの著作のリストができる。「タイトル」に「宇宙大作戦」を含む、というリストならスタートレックのノベライズのリストができる。てな具合に自分が見れると便利だと思うスマートリストを作りまくる。

コツコツとデータ入力し続ける。そりゃあもうコツコツと。なんせ古い本が少なくない。Amazonに表紙画像は登録されてない事が多く、スキャナー(ワシの場合は複合機だ)とPhotoshop Elements(いまだにVer.4だw)を使い続けることに。ISBNが無い時期の本は書名、出版社あたりを入力してGoogle検索である。それでもたまーーーにISBNが見つからない場合がある。そういう時は「新規書籍」画面に手入力祭りである。

そしてけっこうな時間をかけて文庫本、新書、単行本、マンガ本の登録が終わった。なんと400冊超あった。昔処分したのにまだこんなにあったのか。しかも雑誌と大判の本は引っ張り出すのが面倒で今回は登録していない。

ちなみにこの「Books」は文字データの「リスト」表示と表紙画像の「ギャラリー」表示を選択できるが、登録冊数が多いと「ギャラリー」表示では動作がかなり重くなる。このあたりは表示エンジンを大幅改良する、もしくはiTunesのようにカバーフロウ表示を採用するといいかもしんない。

books2.jpg
こちらは「ギャラリー」表示の例

あと「リスト」表示にせよ「ギャラリー」表示にせよ並び順がとてもランダムだ。「タイトル」をクリックすると、降順昇順表示にできる。このあたりもiTunesよろしく「ジャンル」「著者」「シリーズ」って感じでリストを階層化できると使いやすくなると思うんだが。

とりあえずは蔵書のデータベースができたので満足だが、アプリの動作速度には若干の難を感じる。データの書き出しもできるようなので(書き出し書式が汎用の物ならだが)他のアプリへのデータ移植をすることも考えてもいいかもしれない。

あと蔵書のデータ検索をしていて驚いたのだが、けっこうな量の本が絶版になっている。例えば早川書房のラリイ・ニーヴンの著作はリングワールド・シリーズの4作品だけだ。なんともったいない。ここ10年近く小説もマンガも読んでいなかった(活字離れの風潮を助長した)ワシが言えた事ではないかもしれないが、読み継がれてもらいたい作品も多数あるのでなんとかしてもらいたいもんだ。

iTunesを使ったCDのデータベース化、Booksを使った蔵書のデータベース化ができた。そうなるとDVDなどの映像ソースのデータベースも作りたいな。MP4化すればiTunesで管理できるが、わざわざ読み込ませてエンコードせんでも良いBooksみたいなデータベースが良いように思う。

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