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Duncanストラトのパーツ交換【第2弾】 [楽器]

先日、パーツ交換をしたばっかりのDuncanストラトだが、ピックガードの追加工ついでにパーツ交換を更にしてみた。

【今回の目的】
1)普通のストラト(3シングルコイル構成)の場合、ポットは250kΩで0.047uFのキャパシターを使い、1VOL+2TONE。TONEはフロント用とミドル用。リア・ピックアップはTONE回路は通さずVOLのみ通る。
2)ワシのDuncanストラトはリアハム重視なのかポット類は500kΩを採用。リアハムが3シングル・モデル同様TONE回路を通らない構成からかキャパシターは0.047uFのシングルコイル用(ハム用は一般に0.022uF)だ。普通のストラトの回路のポットを500kΩに換えただけって感じ。
3)シングルコイルはシングルコイルらしく&ハムもTONE回路を通して音色を調整できるようにしたい。

ちゅうわけで1VOL+2TONEのTONE2つをシングル用とハム用にしちゃおうと思ったのだ。言い換えるなら1VOL+1TONEを2種類切り替えられるストラトって感じ。

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↑入手したパーツ類。ESPのポットは500kΩを2個(VOL用とハムTONE用)と250kΩ(シングルTONE用)。ESPのポットってCTSのオーダー品でパーツ取り付け用部分はインチ規格なのにシャフトはミリ規格という特殊なもので、もともと付いてたポットもESP製Duncanだから同様の物だ。先日CTS製のポットの時に気がついたんだが、シャフトだけミリ規格だと日本製のミリ規格のノブ類が付けられるのでESP製にしてみた。

キャパシターは交換パーツ定番のSprague製Orange Drop(容量0.022uF 耐圧600V)。本当はBlack BeautyかBumble Beeを使いたいけど手に入りにくい上に高価だもんね。Vitamin Qとどっちが良いか迷ったけど、世間の評判ではVitamin Qの方がやや音が硬くなるみたい。まぁ簡単に交換できる部品だし、気が向いたらそのうちに別のに換えて楽しんでみるのもいいでしょう。ロシア製のミリタリースペックの安いキャパシターで良いのがあるみたいだから、それも面白いかもしれない。

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リア・ピックアップも入手した。Seymour DuncanのTB-6(Distortion)である。SH-6のTrembuckerだ。TB-4もガッツのあるハムだがTB-6は更に出力が高いハムで、Seymour Duncanのハムバッカーの中ではJB、’59と並ぶ定番系ピックアップでHR/HM向きだ。

ワシのギターは2台ともリアハムがJBだったが、JBの音色って独特な感じがある。たぶん倍音に特徴があるんだけど、2台ともJBJBしてるのも面白くないなと思って、JBみたいにガッツのあるサウンドでもちっと倍音の癖が少ないピックアップも試してみたかった。Distortion、Custom Custom、Custom 5の中で今回はDistortionをチョイスしてみた。別のピックアップもそのうちに試してみたい。

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配線材とハンダも定番系の物を用意した。Beldenの#8503とKester 44だ。今までハンダはオーディオ用の銀入りハンダを使っていたけど、配線材も含めて定番系で固めてみた。オーディオの配線材交換の経験では配線材を換えると音が変わるし、もっと太い配線材とか網線シールドされてる配線材を使うのもいいかもしれないとは思ったが、それも気が向いたらそのうちに。

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で、組み上げた状態がこれ。シングル・コイル用のキャパシターは元々付いていた緑色の物を流用。5Pセレクターの切り替えだけでハム時にTONE回路をハム用にできないか悩んだが、解決策が見つからなかったのでON-ONミニスイッチで切り替えられるようにした。逆にシングルで500kΩポット+0.022uFキャパシターを使ったり、ハムで250kΩポット+0.047uFキャパシターを使ったりできるので遊べていいかも。

5Pセレクターの各ポジションのコイルは以下の通り
P1:フロント・シングル
P2:フロント+ミドル・シングルのハーフトーン
P3:ミドル・シングル
P4:ミドル+リア・コイルタップ・シングルのハーフトーン
P5:リア・ハムバッカー

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出来上がりがこちら。シングルコイル・カバーと各ノブとセレクター・ノブを白にして黒々っぽさを更に減らしてみた。本当はクリーム色にしたかったんだけど、Duncanのハムって「黒」「黒+クリームのゼブラ」「白」しか選べないんだもん。ダブル・クリーム・ボビンのハムもラインナップに入れてくれないかな。

シングル・コイル取り付けネジは錆びにくいステンレス製に交換した。リアハム固定ネジはピックアップ同梱の付属品にしたが、これがなかなか付けにくい。TBはSHに比べてピックアップ側のネジ止め部分のストロークが短い。バネをかなり圧縮しないとネジが回せないせいで、バネがビヨーンと逃げやすいのだ。ピックガード固定ネジはクロームの物にした。5Pセレクター固定ネジはステンレス製。見た目だきゃー少し落ち着きが出てきたというか、なんか得体の知れないストラト感が増加したかな。おっちゃん臭いモダン・ストラトって感じ。う〜〜む。黒ボディとエボニー指板の組み合わせってほんと悩めるわ。

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音出しして気が付いた。ON-ONミニスイッチの向きが逆だ。次に弦交換する時に向きを変更しようっと。

TB-6はTB-4に比べて出音の癖が少なく扱いやすい(やや凡庸)ピックアップって感じだ。出力が高いから簡単に歪むが潰れにくくて良い。ドロップチューニングにも耐えられそう。ただ前回のTB-4交換で感じたややハイ寄りの音色傾向はいっしょかな。もちっとボトムが欲しいかも(言い換えればハイを押さえたい)って時がトーン・コントロールの出番。いや〜、リアハムにトーンが効かせられるっていいね。ウォームな音が得られますよ。かなり便利な1本になったかも。

シングル・コイルは相変わらず御機嫌。ベルトーンっていうのかな?倍音のカリンもしくはチャリンとした響きが素敵。フロント+ミドルのハーフトーンはやっぱ気持ちいい。VOLポットが500kΩなせいか倍音強調気味なのかもしれないのが気になるところ。オール250kΩポットの普通のストラトとは音の太さで差があるかもね。このストラトのVOLポットを250kΩに変更してみると分かるかも。コイルタップのミドル+リアのハーフトーンもなかなか。こちらはオール・シングルのストラトのミドル+リアとは音色がかなり違うかもしれない。

総じて面白いストラトになったとは思う。癖の少ないハイパワー・ハムバッカーによるディストーション・サウンドとシングルコイルらしいハーフトーンの両方を楽しめるというコンポ・ストラトらしいストラトに仕上がったかな。ちょっと金属パーツ類に問題がまだ残っているので、カラーリングと併せて後日の課題として残すが、しばらくはこの仕様で楽しもう。
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