CRESCENDO ZIF G4 1GHz(その3) [Mac]
B&W G3 Macのファームアップに成功したので、いよいよG4カードをインストール。
↑これがCRESCENDO ZIF G4 1GHzのカード。紫のヒートシンクが派手だ。
パッケージの中身。インストール手順書やドライバCD-ROM、G4カード、ジャンパーピン、電源分岐ケーブルなど。
G3/350MHzのCPU。アルミ・ヒートシンクはさほど大きくもなく冷却ファンも無い。対面する大型の筐体ファンからのエアフローが当たる仕組みになっている。発熱面に関してはG3は優秀だったことが分かるね。まずヒートシンクからロジックボードに伸びているアース線の固定ネジを外す。
ヒートシンク固定金具を外す。
G3CPU&バックサイド・キャッシュさん、こんにちは。
CPU固定金具をリリース。このあたりの手順はIntelやAMDのCPUの付け外しと同じ。
G3CPUが外されたZIFソケット
「剥がしたら保証受けられませんよ」シールを剥がしジャンパーピンを外す。
いよいよG4カード登場。G3に比べなんと大きなCPUボード。しかも冷却ファン2つ装備。
ZIFソケットに刺さるピン部分はピンクのスポンジで保護されていた。
ピン位置を確かめつつソケットに刺す。写真右手前にピンの無い箇所があるので、それが目印かな。
ソケット固定金具を倒す。
付属のジャンパーピンと交換。
ロジックボードの電源ケーブルからCPUへ給電する分岐ケーブル。
ロジックボードから電源ケーブルを抜き間にかまし、G4カードの8ピンの給電ポートに分岐ケーブルを繋げる。
元々のヒートシンク用のアース線を固定していたネジを戻すこともお忘れ無く。おそらくロジックボード固定ネジの1つと思われる。
さて、これで物理的なG4へのアップグレードは完了。パーツ交換自体はPCの自作経験があればなんてことないね。
いよいよG4に換装されたマシンを起動。ドキドキ。OS9から起動すると普通に起動された、と思ったらアイコンパレードでCRESCENDO G4ドライバーと思しきアイコンに「X」マークが付いている。ありゃりゃ。これじゃAltiVec無効どころか、まともに動くかも不安だ。でもデスクトップは普通に出てくるし操作もできる。
AEC-6280MとOS9用とOS X用の2つの120GB HDDを接続し、そちらからも起動試験。
OS9ではやはりG4カードの機能拡張が読み込まれていない。他の機能拡張とバッティングしてるのかも。MacOS標準+G4ドライバーで起動してみたり、読み込み順序を優先するようにファイル名先頭に半角スペースを追加してみたりしたけど、どれもダメ。うむぅ〜〜。
SONNETインストーラから「Metronome」ちゅうアプリがOS9にインストールされている。これでCPUクロックとかが確認できる。で、Metronomeを立ち上げて見てみると、CPUはG4で1GHz動作中。1stキャッシュも表示されているが2ndキャッシュが「none」になっている。なぁにぃーーー!?機能拡張が読み込まれていないせいで2ndキャッシュ(バックサイドキャッシュ)が無効になっているのかな?システム・バス・クロック(いわゆるFSBですな)は「66MHz」になっている。元々のYosemiteのFSBは100MHzだが、CRESCENDO G4はFSBを下げることによって安定動作させる仕様なんだそうな。てことは逓倍率は15倍か。凄いな。FSBダウンってことはCPU性能は上がるがデバイス間のI/Oスピードは落ちることになる。もっぱらCPUの処理能力に依存するアプリを使う方向では効果大の改造と言えるね。
OS Xでも「このMacについて」でCPUは認識されているもののバックサイド・キャッシュは認識されていない。しかしドライバーソフトをインストールすると認識されるようになった。OS X環境では問題なく動作するようだ。てことはハードウェア的には問題ないちゅうことね。
SONNETのサイトからOS9用のドライバーインストーラをダウンロードして再インストールもしてみたが変わらず。うう〜〜む。困ったの〜。使えるからいいんだけど、OS9ではCPU性能がフルには発揮されないじゃない。まぁOS Xを使う分には問題なさそうだが。OS X上でClassic環境でOS9アプリを使えばOKかも?そんなに甘くないかな。まぁOS9アプリは今は使っていないからいいっちゃあいいんだが。
さらにググってみたけど検索キーワードが不適切なのか具合の良い情報が見つからない。でも、ま、G3/350MHzでデフォルトのATA33バスにHDDを接続していた時に比べて体感速度は大幅に向上している。OS X Tigerを快適に使用できるのでマシン全体の性能は大幅に上がったのだと思う。OS9でのドライバー読み込みの不具合の解決策は今後の宿題としてキーワードをいろいろ変えながら再検索してみっかな。
続く、と書きたいとこだけど、一連のG3 Mac改造話はいったん終了。OS9の解決策が見つかったら「その4」を書こうと思う。
↑これがCRESCENDO ZIF G4 1GHzのカード。紫のヒートシンクが派手だ。
パッケージの中身。インストール手順書やドライバCD-ROM、G4カード、ジャンパーピン、電源分岐ケーブルなど。
G3/350MHzのCPU。アルミ・ヒートシンクはさほど大きくもなく冷却ファンも無い。対面する大型の筐体ファンからのエアフローが当たる仕組みになっている。発熱面に関してはG3は優秀だったことが分かるね。まずヒートシンクからロジックボードに伸びているアース線の固定ネジを外す。
ヒートシンク固定金具を外す。
G3CPU&バックサイド・キャッシュさん、こんにちは。
CPU固定金具をリリース。このあたりの手順はIntelやAMDのCPUの付け外しと同じ。
G3CPUが外されたZIFソケット
「剥がしたら保証受けられませんよ」シールを剥がしジャンパーピンを外す。
いよいよG4カード登場。G3に比べなんと大きなCPUボード。しかも冷却ファン2つ装備。
ZIFソケットに刺さるピン部分はピンクのスポンジで保護されていた。
ピン位置を確かめつつソケットに刺す。写真右手前にピンの無い箇所があるので、それが目印かな。
ソケット固定金具を倒す。
付属のジャンパーピンと交換。
ロジックボードの電源ケーブルからCPUへ給電する分岐ケーブル。
ロジックボードから電源ケーブルを抜き間にかまし、G4カードの8ピンの給電ポートに分岐ケーブルを繋げる。
元々のヒートシンク用のアース線を固定していたネジを戻すこともお忘れ無く。おそらくロジックボード固定ネジの1つと思われる。
さて、これで物理的なG4へのアップグレードは完了。パーツ交換自体はPCの自作経験があればなんてことないね。
いよいよG4に換装されたマシンを起動。ドキドキ。OS9から起動すると普通に起動された、と思ったらアイコンパレードでCRESCENDO G4ドライバーと思しきアイコンに「X」マークが付いている。ありゃりゃ。これじゃAltiVec無効どころか、まともに動くかも不安だ。でもデスクトップは普通に出てくるし操作もできる。
AEC-6280MとOS9用とOS X用の2つの120GB HDDを接続し、そちらからも起動試験。
OS9ではやはりG4カードの機能拡張が読み込まれていない。他の機能拡張とバッティングしてるのかも。MacOS標準+G4ドライバーで起動してみたり、読み込み順序を優先するようにファイル名先頭に半角スペースを追加してみたりしたけど、どれもダメ。うむぅ〜〜。
SONNETインストーラから「Metronome」ちゅうアプリがOS9にインストールされている。これでCPUクロックとかが確認できる。で、Metronomeを立ち上げて見てみると、CPUはG4で1GHz動作中。1stキャッシュも表示されているが2ndキャッシュが「none」になっている。なぁにぃーーー!?機能拡張が読み込まれていないせいで2ndキャッシュ(バックサイドキャッシュ)が無効になっているのかな?システム・バス・クロック(いわゆるFSBですな)は「66MHz」になっている。元々のYosemiteのFSBは100MHzだが、CRESCENDO G4はFSBを下げることによって安定動作させる仕様なんだそうな。てことは逓倍率は15倍か。凄いな。FSBダウンってことはCPU性能は上がるがデバイス間のI/Oスピードは落ちることになる。もっぱらCPUの処理能力に依存するアプリを使う方向では効果大の改造と言えるね。
OS Xでも「このMacについて」でCPUは認識されているもののバックサイド・キャッシュは認識されていない。しかしドライバーソフトをインストールすると認識されるようになった。OS X環境では問題なく動作するようだ。てことはハードウェア的には問題ないちゅうことね。
SONNETのサイトからOS9用のドライバーインストーラをダウンロードして再インストールもしてみたが変わらず。うう〜〜む。困ったの〜。使えるからいいんだけど、OS9ではCPU性能がフルには発揮されないじゃない。まぁOS Xを使う分には問題なさそうだが。OS X上でClassic環境でOS9アプリを使えばOKかも?そんなに甘くないかな。まぁOS9アプリは今は使っていないからいいっちゃあいいんだが。
さらにググってみたけど検索キーワードが不適切なのか具合の良い情報が見つからない。でも、ま、G3/350MHzでデフォルトのATA33バスにHDDを接続していた時に比べて体感速度は大幅に向上している。OS X Tigerを快適に使用できるのでマシン全体の性能は大幅に上がったのだと思う。OS9でのドライバー読み込みの不具合の解決策は今後の宿題としてキーワードをいろいろ変えながら再検索してみっかな。
続く、と書きたいとこだけど、一連のG3 Mac改造話はいったん終了。OS9の解決策が見つかったら「その4」を書こうと思う。
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