Thunderbird 3.0 [Mac]
Netscapeの流れを汲むMozilla。そのMozillaのメールソフト「Thunderbird」が、2年半ぶりのメジャー・バージョン・アップをしVer.3.0となった。かねてからAppleの「Mail」、ブラウザ上で動作するGoogleの「G-mail」と併用してきたが、最新版にバージョン・アップをしてみた。
http://mozilla.jp/thunderbird/
↑ダウンロード・サイト
インストール作業自体はMacだから超簡単。アプリケーション・フォルダに解凍されたアプリ本体をぶち込むだけ。起動すると旧バージョンのデータを読み込み始めるが、索引作りという今まで無かった作業が始まった。これが新開発の検索エンジン「Gloda」用のメタデータ作成なんだろう。なんでも、メール検索速度が前バージョンの30倍に高速化されたらしい。
アプリの画面は前バージョンとけっこう違う。画面がタブ化されており、メールを選択すると別タブに表示される。前バージョンでは別のウィンドウが開いたが、新バージョンではウィンドウが1個のままなので画面が散らからない。前バージョンではウィンドウ上に並んでいた各種操作ボタンの多くがプレビュー欄に移動している。最初は操作に戸惑ったがすぐに慣れた。
その他もろもろの機能向上が図られたとのこと。
http://mozilla.jp/thunderbird/features/
↑3.0の機能説明ページ
Dockのアイコンの色が少し淡泊になっているように見えるな。
「Thunderbird」は「迷惑メール・フィルター機能」が付いた「無料」のメール・ソフトで、Mac版、Windows版、Linux版があるので「複数プラットフォームで同一の操作感」が得られる便利なソフトだ。Mozillaの無料ブラウザ「Firefox」同様、アドオンをインストールして容易にカスタマイズ&高機能化できるところも特徴だろう。
その迷惑メール検出機能だが、新バージョンになって検出エンジンも更新されたのか、誤検出(迷惑メールでは無いのに迷惑メール・フォルダに入ってしまう)が起きた。一方、前バージョン同様、見逃し(迷惑メールが受信フォルダに入る)もまだある。強化されたかどうかは微妙だな。
この迷惑メール検出の精度だが、ワシの使用感では圧倒的にAppleの「Mail」の方が精度が高い。使い込めば「Thunderbird」も同レベルになるかもと期待したが、今のところ差は縮まっていない。Mac使いなら「Mail」の方が便利かもしれない。Windows環境では「Thunderbird」は良いんじゃないかな。
プラットフォームを問わないところが「Thunderbird」の魅力であるが、「G-mail」もブラウザからアクセスするという仕様上、これまたOSを問わずに使用できるし携帯端末からも利用できる。無料であるのも同様。その上、データはGoogleの専用サーバーで管理されているので、どの端末からの操作も他の端末に反映される。検索エンジンの技術を応用したフィルタ機能も高速。
従来のメールソフトがデータを端末のHDDに保存し管理するのに対し、「G-mail」はGoogleの専用サーバーに預けてしまうのでユーザーのマシンのHDDを圧迫しないというのも特徴。HDDクラッシュでメールデータが消し飛んだ、なんて事は無くなるし、マシンの買い換えをしたがメールデータの移植がメンドいって人には楽でいいかもね。記憶容量が少ないネットブックや携帯電話にとってもありがたいシステムだ。
「G-mail」のシステムはけっこう衝撃だったようで、同様のシステムがあっちこっちで作られている。AppleのMobile Me(旧 .Mac)では「Mobile Me Mail」、ワシが使っているSo-netでは「So-net Webメール」なんてサービスをやっている。(余談になるが「So-net Webメール」では「Webメール de PostPet」なんてこともやっている。ブラウザ上でポスペを動かすとは!これもWeb2.0の1種かな?)
昔はダイアルアップ接続し、メールサーバーからメールデータをダウンロードし、回線切断してからオフラインでメールを読み、返事を書いたらまたダイアルアップ接続をし送信、ってな手順で通信費を節約するのが常識だったし、メールデータを端末側で保管管理するのが普通だった。
しかし、今は家庭や職場ではPCは常時接続だし、携帯端末もパケット定額サービスが浸透している。どこでどれだけ使っても金銭的負担は同じという時代だし、1人で複数の端末を使う状況に「G-mail」はとてもマッチしていると思う。出掛け先のネカフェでメールチェックして返信なんて事も簡単にできるね。Mobile MeやMissing Syncや各種携帯電話用ソフトを使って複数の端末のデータの同期なんてしなくてもいいのは楽でいいよね。
「Thunderbird」の記事を書くつもりが、後半は「G-mail」の話になってしまった。恐るべし、Google。3日連続でGoogleネタになってしまったじゃないか(笑)。
http://mozilla.jp/thunderbird/
↑ダウンロード・サイト
インストール作業自体はMacだから超簡単。アプリケーション・フォルダに解凍されたアプリ本体をぶち込むだけ。起動すると旧バージョンのデータを読み込み始めるが、索引作りという今まで無かった作業が始まった。これが新開発の検索エンジン「Gloda」用のメタデータ作成なんだろう。なんでも、メール検索速度が前バージョンの30倍に高速化されたらしい。
アプリの画面は前バージョンとけっこう違う。画面がタブ化されており、メールを選択すると別タブに表示される。前バージョンでは別のウィンドウが開いたが、新バージョンではウィンドウが1個のままなので画面が散らからない。前バージョンではウィンドウ上に並んでいた各種操作ボタンの多くがプレビュー欄に移動している。最初は操作に戸惑ったがすぐに慣れた。
その他もろもろの機能向上が図られたとのこと。
http://mozilla.jp/thunderbird/features/
↑3.0の機能説明ページ
Dockのアイコンの色が少し淡泊になっているように見えるな。
「Thunderbird」は「迷惑メール・フィルター機能」が付いた「無料」のメール・ソフトで、Mac版、Windows版、Linux版があるので「複数プラットフォームで同一の操作感」が得られる便利なソフトだ。Mozillaの無料ブラウザ「Firefox」同様、アドオンをインストールして容易にカスタマイズ&高機能化できるところも特徴だろう。
その迷惑メール検出機能だが、新バージョンになって検出エンジンも更新されたのか、誤検出(迷惑メールでは無いのに迷惑メール・フォルダに入ってしまう)が起きた。一方、前バージョン同様、見逃し(迷惑メールが受信フォルダに入る)もまだある。強化されたかどうかは微妙だな。
この迷惑メール検出の精度だが、ワシの使用感では圧倒的にAppleの「Mail」の方が精度が高い。使い込めば「Thunderbird」も同レベルになるかもと期待したが、今のところ差は縮まっていない。Mac使いなら「Mail」の方が便利かもしれない。Windows環境では「Thunderbird」は良いんじゃないかな。
プラットフォームを問わないところが「Thunderbird」の魅力であるが、「G-mail」もブラウザからアクセスするという仕様上、これまたOSを問わずに使用できるし携帯端末からも利用できる。無料であるのも同様。その上、データはGoogleの専用サーバーで管理されているので、どの端末からの操作も他の端末に反映される。検索エンジンの技術を応用したフィルタ機能も高速。
従来のメールソフトがデータを端末のHDDに保存し管理するのに対し、「G-mail」はGoogleの専用サーバーに預けてしまうのでユーザーのマシンのHDDを圧迫しないというのも特徴。HDDクラッシュでメールデータが消し飛んだ、なんて事は無くなるし、マシンの買い換えをしたがメールデータの移植がメンドいって人には楽でいいかもね。記憶容量が少ないネットブックや携帯電話にとってもありがたいシステムだ。
「G-mail」のシステムはけっこう衝撃だったようで、同様のシステムがあっちこっちで作られている。AppleのMobile Me(旧 .Mac)では「Mobile Me Mail」、ワシが使っているSo-netでは「So-net Webメール」なんてサービスをやっている。(余談になるが「So-net Webメール」では「Webメール de PostPet」なんてこともやっている。ブラウザ上でポスペを動かすとは!これもWeb2.0の1種かな?)
昔はダイアルアップ接続し、メールサーバーからメールデータをダウンロードし、回線切断してからオフラインでメールを読み、返事を書いたらまたダイアルアップ接続をし送信、ってな手順で通信費を節約するのが常識だったし、メールデータを端末側で保管管理するのが普通だった。
しかし、今は家庭や職場ではPCは常時接続だし、携帯端末もパケット定額サービスが浸透している。どこでどれだけ使っても金銭的負担は同じという時代だし、1人で複数の端末を使う状況に「G-mail」はとてもマッチしていると思う。出掛け先のネカフェでメールチェックして返信なんて事も簡単にできるね。Mobile MeやMissing Syncや各種携帯電話用ソフトを使って複数の端末のデータの同期なんてしなくてもいいのは楽でいいよね。
「Thunderbird」の記事を書くつもりが、後半は「G-mail」の話になってしまった。恐るべし、Google。3日連続でGoogleネタになってしまったじゃないか(笑)。
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